首都のアンマンよりも、ここアカバは道でやたら話しかけられます。
私は毎日のように
『スィーニー(中国人)』
『アリバーバー(意味不明。恐らく、中国人だと思って叫んでいる)』
と話しかけられるのです。
アカバは売春婦をしている中国人が多いので知られていて、それを知って馬鹿にしているような感じの言い方をする年長シャバーブは大嫌いです。
年少のシャバーブは、そんなことはきっと知らずに、ただ周りがそう叫ぶから、と言った理由でスィーニーと言っているのだと思っています。
始めは、よっぽど小さい子供以外は全部無視していたのですが、
最近は一人で教育することにしています。
(上記説明の前者や高校生くらいの年長シャバーブは相変わらず無視です。)
今日も、シャバーブ(小学生くらい)からのスィーニー罵声があったので、
『違うよ。私は中国人じゃない。日本人。』
と教えてあげました。
3人くらいだったのが、私が喋っているといつの間にか小中学生のシャバーブ10人くらい集まってきて
『日本人なの?』
『名前は?』
『何歳?』
『コンニーチワ!』
『日本語喋って!僕ナルト、知ってるよ!』
『マルハバン(こんにちは)は日本語で何て言うの?』
と、質問の嵐。
あまりにも勢いシャバーブには口チャック。
それを見た他のシャバーブが、私が言いたいことを汲み取ってくれて、彼に再度注意してくれる子もいました。
それから分かる範囲の質問に簡単に答え、
『私は、中国人と叫ばれることは嫌。アリババも嫌。どうして叫ぶの?』
と聞くと、
『だって中国人も日本人も、顔が一緒で分からないんだもん。』
『日本人は、どんなことをされたらハラーミー(してはいけないこと)なのか教えて。』
と、言われました。
言われて気づいたのが、
あ、この子達は何をされたら嫌なのか、知らないんだ。
ムスリムの人のハラームなことは教育されているから分かるけど、それ以外の人に対するハラームなことって教育しなきゃ分からないんだ。
ということ。
咄嗟に、
『体に触られること、髪に触られること、アリババや中国人と叫ばれることは嫌だよ。』
などとジェスチャーを交えて伝えると、
へぇーー!という感じで感心していました。
後から来たシャバーブにも、ハラームなことは、ボディータッチ、アリババとか中国人って言われることなんだって、と伝えていました。
実際にシャバーブ同士でわざわざボディータッチを実演して見せてくれて、こういうのはハラームだよね?と聞いてきて来る子もいて、ちょっぴり可笑しかったです。
また後から来て事情が分からず『スィーニー!!』と叫んで近づいて来る子には、さっきまで話していた子が
『それはダメだよ。日本人なんだって!』
と注意していました。(中国人に対する偏見は残ったままですが)
ただ教育がなされていないだけで、知ればそうやって変わっていくのにな。
どうして教育、しないのかなー。
ナニ人だって、いいじゃん!
その後は、マリーバイバーイ!と笑顔を見せてくれました。
なーんだ、話せばいい子達じゃない^^