理学療法士カウンターパートについて | marimo's blog

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青年海外協力隊で、作業療法士としてヨルダンに派遣されています!

文化も習慣も全く違うこのイスラム社会で、
山あり谷あり奮闘しながら、2年間の活動を綴ります!

今日はもう一人のカウンターパートについて紹介します。

理学療法士のアスマ。
私より若くて笑顔がとってもチャーミングで、いつもオシャレな彼女。
物腰も柔らかく、

「あなたのアドバイスが欲しい。」
「手伝ってほしい。」
「あなたの言いたいこと、分かったよ。」
「あなたのセッション(リハビリ)中に話しかけてしまってごめんね。」

など、分かるまでとことん話をしてくれる彼女は、一緒にいると安心できる人です。

彼女は仕事もよくするし、知識もあるし、なんと言ってもその柔らかい雰囲気がケースの家族からもケースからも人気です。
誰もいなくても寝たりせずに仕事を見つけてきます。
因みに、前にも書きましたが、ケース家族との初回面接時に作業療法士が笑いを堪えきれずに退出したときに、唯一注意したのが彼女です。


そんなアスマの、ちょっと抜けているところも可愛いくって。

最近の彼女は、活動先を外部の人に紹介するための資料をパワーポイントで一生懸命作っているのですが、なぜかバックミュージックがこれから世界を回る航海にでも出るかのような冒険系の音楽でした。

「これ、このパワーポイントに合う?」と聞きましたが、目を輝かせて

「これ、大好きなの!!!」

との答え(笑)
求めていた答えと違いますが、その仕草も表情も可愛すぎて、

これくらいまぁいいかアップ

と思ってしまいました。笑


また、私がイベント時に壁に貼る用のピカチューやらプーさんを描いていると、パワーポイントの締切が近くて大変な時なのにも関わらず、何も言わずに近くに来て手伝ってくれてました。

暫くして、アスマのすべきことに気づいて、「アスマ、パワーポイント大丈夫!?!」
と言うと、

「でも私はあなたを手伝いたいの。」

と言われました。

因みに、仕事のできるアスマですが、工作が苦手のようで、線なぞりやはさみなどは手伝ってもらうよりも一人で作った方が早くなるくらいなのです(笑)

ただ、そんな風に、自分の仕事よりも人を手伝いたいと自然と思える彼女の優しさが本当に素敵だな、と思います。日本じゃなかなか出来てなかったな、と改めて感じました。

うまく説明できませんが、
彼女は周りを幸せな気持ちにするパワーを持っています。

人間的に見習うべきところを沢山持っているアスマが一緒の職場で本当に嬉しいです≧(´▽`)≦

家庭訪問でも時折同行してくれるのですが、飲み込みも早くて、理想だけではなく継続的に家族が可能なことを一緒に考えられる彼女。
とっても心強いです。



ネガティブな発言は極力せず、何でも「ヘルー(いいね)」と言う、微笑む、笑う、受容して考える、プラスに捉える。


素敵です。


まだ未婚な彼女ですが、結婚しても理学療法士を続けて欲しい貴重な人材です。