所属する音楽教室内の 公開レッスンを聴講してきた。
担当するのは ピアニストでもある ピアノ科総括の先生。
生徒さんの一人は あたしの生徒だったこともあって
あたしも ちょっと緊張した。
今回の曲目は 2曲。
クレメンティのソナチネと バッハのインベンションというもので
クラッシックのピアノを習うには 避けて通れない曲だ。
有名でもある分 解釈も 弾き方も 難しい。
学生のころは みんな積極的に受けた。
あたしも 何人かのレッスンを受けたことがある。
参考になるアドバイスを たくさん頂けるのだけれど
弾いている本人たちは
演奏会と同じくらい 「完成」 させてから望むわけで
レッスン中に受けたアドバイスは
「こんな弾き方もある」 程度でしか受け入れなくて
ソレを活かすという気持ちになるっていうことは 少なかったと思う。
講師の立場から 公開レッスンを受けてみて
あらためて 人のアドバイスの大事さがわかった。
自分も弾いてきて 生徒さんも 何人も弾いている曲。
こんな知識も あんな解釈も ここの音の作り方も、
あそこのテンポも・・・
ひとつひとつが 客観的に 冷静に聞けて
「なるほど」 と思ったり 「やっぱりそうか」 と思えたり。
音楽は
「技術を 口で伝える」 という難しさ という課題がある。
弾いてあげて こんなふうに、ということもできるけれど
イメージだったり 色だったり 風景だったりと
その人の持っている感覚の中で理解しないと
なかなか モノにはならないんだよね・・・
数学と違って 割り切れないから
「感覚」 「感性」 が豊かな人ほど 吸収しやすい。
同じ曲を弾いても 弾き方は 弾き手の数だけある。
だから 音楽は おもしろい。
感性を磨く方法は どうやるかって?
それは
辛いことも含め、色んな経験をして 乗り越えてみる。
そのときに聴いた音楽って 心に染みなかった?
音楽の良さに 心から実感できるのは
実は 悲しみや寂しさの時なんだよ。
そこからがスタート。
楽しいときに聴いて感動するのは それからなんだ。
意外でしょ。