ホテル勤務時代。
あたしたち女子は ナイト勤務がなかったから
朝1番の出勤から 夜の9時か 10時までのシフトで働く。
ある日のこと。
1番出勤だったので
フロントのナイト担当やら ナイトマネージャーから
引き継ぎを受けていた。
「とんでもない事件があった」 と聞いていたから あたしたちはみんな
神妙に聞く。
ところが ナイトの人達は 真剣さがないどころか
皆 鼻の下が べろーんと伸びている。
なになに??なんなんだよ??
よくよく聞いてみると 事の次第は こうだ。
夜中、スイートルームにお泊まりの女性から
助けて、と電話が入った。
急いで駆けつけると 女性が 青くなってシーツにくるまったまま
震えて動けない。
ナニゴトかと思えば その女性は SM嬢で
その部屋で あんなことやらこんなことの為に
縛られたらしい。しかも ホテルの浴衣の紐では足らず
備え付けの ポットのコードやら ライトのコードも使って
念入りに結ばれた。
までは 良かったが そのあと、そいつは
その女性の財布と売上金の入ったバッグを持って
逃走したらしい。
女性は やっとの思いで 一部の紐をほどき
フロントに電話をかけてきたというわけ。
ところが 「店に電話しないでくれ」 という。
聞くと SMクラブには うそをついていたが 実は未成年だと。
あたしたちは 「えすえむって何だよ」 の世界だったので
(ホント 無知だった)
あれこれ 説明してもらったんだけど・・・
売上金の額を聞いて たまげた。
ありゃ 結構 儲かるんだねえ
それにしても ナイトの殿方達。
「結構 可愛かったよなあ」 と 鼻の下を伸ばすだけならまだしも
「こんなカッコで呼ばれちゃ たまんないねえ」 って
どーいうイミですか?
・・・・・っていうか あたしも 見てみたかったし。