あたしは 子供の時から 見えることはなくても
「感じる」 ことがあるらしい。
あたしだけかと思っていたら 母も、母方の親戚も そうだった。
かれこれ20年前のハナシ。
母方の祖母が亡くなってしばらくして
大学進学の報告をしに お線香をあげに行ったときのこと。
そこの叔母夫婦とあたしと母で 談笑しているときに
いきなり だれもいないはずのうしろの引き戸式のドアが
がらっと開いた。
叔母は 「あら おばあちゃんかしら」 と 普通に閉めに行く・・・
その晩 泊まって 夜中にトイレに行きたくなった。
イナカなので 外にあるし ぼっとんだし かなり怖い。
長くて くらーい廊下を通ることを考えると
それだけで 一瞬 「漏らしちゃった方がマシ」 と 思えちゃうほどだ。
ところが その晩は 廊下の途中にあるお風呂場から
コーン とか ざーっ とか だれかが入浴している気配。
このスキに、と思い 猛ダッシュでトイレに向かう。
あれ?・・・・・お風呂場 真っ暗・・・・・
げげげ また出たYO・・・
まあ、 身内のお化けは 怖くないんだけどね。
ほんとの衝撃的なハナシは こんなんじゃない。
あたしが 小学校低学年のころ。
その、例の 母方の祖母達が住む、会津若松というところは
周りが田んぼと畑、それに 牛、ニワトリ、ぶた なんかを
飼育している家が 結構あった。
祖母の 2軒隣のには 大きな豚小屋。
夏休みになると 何日も滞在するから
飽きては 弟と その豚小屋に 遊びに行くのが習慣。
ある時
ぎょー とか きいー とか 悲惨な鳴き声がしたので 行ってみた。
見ると 去勢の最中で そこんちのおじちゃんは 子豚を抱えては
つぎつぎと あそこをカミソリで切っては
おばちゃんが そのよこで ちょんちょんと
赤チンをつけている。
その作業の繰り返し。
たくさんの子豚ちゃん達は 逃げ回る・・・
その様子に あたしも弟も固まったけど
一番悲惨だったのは
切った「モノ」が あたしたちの足元にたくさん転がっているのを
見てしまったとき・・・
