あたしは よく 人から

「好きなことをシゴトに出来て いいね」

って 言われる。

ピアノを教えていることだ。

あたしは 「教えるのが好き」だったワケじゃない。

学生時代は 演奏活動のみだった。



手の故障があって そのために、

ピアノを諦め 他のシゴトも経験した。

ひょんなことから またピアノと再会して

それを繋ぐ先が ちいさい子供(娘)だったから

「演奏して聴かせる」のではなく

「演奏の楽しさを味わってもらう」という作業の楽しさを

逆に 教えてもらったんだ。

子供相手じゃ 理論は通じない。

実践のみ。



それから いろんな経験を経て

あらためて 楽譜の読み方を 勉強した。

楽譜は 記号だけれど 作ったのは ニンゲン。

その作曲家の、そのときのの気持ちや こころをくみ取りながら

音とリズムを 刻む。

この作業の楽しさは やったも人にしか 味わえない。


それから、

演奏会で、聴き手の心拍数をコントロールし、

自分と一緒にドキドキしたり、切なくなったりする空気を作ったときの

達成感もまた、然り。




いまのあたしにとって シゴトは

「生きていくため手段」 のはずだけれど

でも そうして利益を求めると 卑しい心が出てしまって

音楽を 教えられなくなるんじゃないかなっていう怖さがある。



そんなわけで 2足のワラジをはいて

自分で バランスをとってます。

バイトは 稼ぐところ。

ピアノのセンセは ココロのため。