イギリスでの学生時代、
最初は 慣れない生活だと思い
いくつかの学生が集まる寮に入った。
でも 音大の生徒ばかりではなかったので
ピアノを練習するのにも気兼ねして
一人暮らしをすることにした。
最初は フラットという、
いわゆる アパートみたいな所で、
それぞれの部屋以外は
キッチンやバスルームをシェアするというスタイルで
住んでいた。
大家さんは 日本人で 「うる星やつら」の
「そんなにそわそわしないで~」を歌っていた
ミミさん という人だった。(カレシは ドイツ人)
そこは なかなか楽しかったが
以前 ブログに書いた、「はるくん」との思い出が
あまりにも詰まりすぎて
引っ越した。
引っ越した先は
以前 語学留学していた友人が住んでいたところで
帰国するからと 入れ違いに入ったのだが・・・・
ダブルベッドが置いてある、リビング兼寝室と
小さいけど機能的なキッチンが別室にあって
玄関脇のバスルームには
シャワーの他に お洒落なバスタブ。
イギリスは ほとんどが家具付きで借りられるが
そこも ゴージャスなテーブルやクローゼットもあって
なかなか 可愛かった。
それに 週1回、メイドさんが ベットメイク(洗濯も)と
部屋のお掃除も来てくれる。
ロンドンは 半地下がある建物が多く
その階には
地位の低い人が奴隷同然に住まわされていたという。
そこには 良くない噂が たくさんあったのだが・・・・
あたしは 1階だったのだが なぜか
いつも 人に見られている気がした。
確かに 閉所恐怖症だから レースのカーテン以外は
閉めたことがないんだけれど
キッチンにいても お風呂に入っていても
寝ていても 一人じゃない気がした。
夜は 友達の所に泊まりに行くことも多かったから
「あれ??」ぐらいだったんだけれど
だんだん 帰りたくなくなってきてしまった。
ようやく その学年が終わり
ロンドンから スコットランドにある姉妹校に進学が決まって
その部屋を引き上げることになった。
荷造りして スーツケースひとつを部屋に残し
友人宅で 最後のお別れ。
次の日 早朝に 空港に向かう前に
その友人と 部屋にスーツケースを取りに寄った。
友人が かって知ったるあたしんちに
鍵を開けて 先になかに入る直前、あたしは
道路から、レースのカーテンだけの部屋の中を
何気なく 覗いた。
・・・・・・・みちゃった・・・・ソファーに座る、
見知らぬ女の人。
あたしがなかなか入らないから
友人が あたしのスーツケースを持って
出てきた。
その友人には ナニを見たのか
ついに 話せなかったけれど。
気配を感じるぐらいしか霊感がないあたしが
生まれてはじめて見ちゃった日。
お別れに 出てきたのかな。