ホテルで働きだした当時。


言い訳にはしたくはないが、大学は音大だったので 


かなりの世間知らずだった。


何もかもが新鮮。


当時流行だったホテルマンに あっさりなってしまった。


ベルガール、宿泊予約、と続き フロントに立った。


先輩からあれこれ教えてもらって いよいよ接客。


宿泊予約時代から「大切なお偉いさん」と教えられた人の接客に


当たることになってしまった。


受け答えの際、「はい」と「ええ、そうですね」の「ええ」が一緒になってしまい、


変なイントネーションで 「へえ」と言ってしまった。


固まっているあたしに その方は 「君は岡っ引きかね?」と


ものすごく冷静に言って下さった。


こういう上司は 人気あるんだろうな。