先日、緘黙傾向の男子高校生A君と面接しました。
学校でもおうちでも、ほとんどしゃべらない子です。
でも、正確は穏やかで表情があります🌸
学校に来れば友達もいますし、先生たちともなごやかな雰囲気でコミュニケーションがとれます。
そんなA君ですが、ここ数ヶ月、表情がなく、前髪を伸ばして、目が隠れるような状態で登校してきます。
カウンセリングには素直に応じますが、今まで以上に全くしゃべらない。。
もともと細身のA君、さらに痩せてきているのも気になります💦
私の問いかけに対し、まぶたをパチクリさせて、yesかnoかだけを答えるのです。
どうにかこうにか、聞き出せたことは。。
高校を卒業したら、独り暮らしをしたいと思っている。
家は親戚の出入りが激しく、落ち着かない。
部屋に親や親戚が遠慮なく入ってくるので、プライバシーがなく辛い。
音に対する敏感さが増していて、自分は発達障がいではないか?
高校生の男子ですから、当然、プライバシーはある程度、守らるべきですが、、、
家が狭く、何かにつけて、大人だけでなく、小さい子までもが断りなく部屋に入ってくるのだとか。
あらゆる音に敏感になってしまうのも、仕方ないような気がします。
A君ひとりで解決できそうな話ではないので、本人の許可を得て、保護者とお話しすることに。
保護者の方はA君の訴えを真剣に受け止めてくださって😆
家族や親族にお話しし、できるだけ配慮していただけるということでした。🙌🍥
A君、もともと穏やかなお子さんで、誰かを拒否したり否定したりは、したくないし、できないのでしょう。
さらに、緘黙傾向が強いので、言いたいことがあっても言えないで、ずっとがまんしてきたのではないかと思います。
その結果、ストレスがMAXになり、元気や表情がなくなってしまったようです。
優しいお子さんは『自分さえがまんすれば。。。』と、気持ちを抑えがちです。
一方、相手はどうでしょう?
『言ってくれなければわからない』ですから、やめてほしい、と、意思表示してもらえない限り、🆗なのだと自分に都合よく解釈してしまいがちです。
このようなケースでは、まずできる限り環境を調整することからはじめます。
環境を整えてあげると、まず、気持ちが落ち着いてきます。
すると、ごはんが食べられるようになったり、
重い口が開き、少しずつ自分の思いを話しはじめます。
『(自分の思いが)受け入れられた』と思えるようになることが大切です🌱
でも、環境調整だけではダメです。
環境が整わない所に置かれたとたん、また同じことが繰り返されてしまうからです。
そうならないよう、『安心な場所』で、『信頼できる相手』と、受容的な雰囲気の中で🌵
『もしまた同じ状況に置かれたら、次はどうすればいいのか?』を話し合い、
『自分の言葉で相手に思いを伝えること』の重要性を自覚し、練習してみるといったトレーニングが欠かせません。
ただ、受容し、環境を調整するだけでは足りないのです。
A君は寡黙ですが、本来は素直でおちゃめな男の子です😌
A君の状態をみながら、少しずつアサーショントレーニングをすすめていくつもりです🍀
アサーショントレーニングとは、『相手の言い分にもしっかり耳を傾けつつ』、『自分の意見もしっかり伝える』トレーニングてす。
家族や先生方のサポートを受け、きっと笑顔を近いうちにまた取り戻してくれることでしょう。🌸
