じめじめとした季節がやってきましたね。


発達障がいのある子どもたちは気圧の変化にけっこう敏感。


あ~、こんな日は教室が荒れていそうだなあと向かうと、案の定、ということが多いです。


その日も朝から降ったりやんだりでした。


面談を予定していた不登校の低学年男子A君。


時間になっても現れず、来ないかなあと心配していたのもつかの間、


10分ほど遅れて来てくれました。


A君は聴覚過敏や視覚過敏があり、それが理由だったようです。



低学年ですが礼儀正しく、周囲に気を遣いすぎて疲れてしまうA君。


教室のみんなは、優しくて面倒見がよく、勉強もできるA君が大好き。


A君は学習面でもたいへん優秀で、先生方にも一目置かれていました。



しかし、A君にはそれらすべてが負担だったようです。


先生がA君に特段、なにかを無理にさせるようなことは一切なかったようなのですが。。


A君は楽器を弾くことと絵を描くことが大好き。

なかでも鳥が好きで、学校に来られない日は、おうちの方と一緒に河川敷や公園で野鳥を見て過ごします。





A君のフィールドノートの一部です


これだけでも、いかにA君が繊細な少年かが伝わりますよね。


フィールドでは、鳥好きのおじいさんたちが、A君に鳥の探しかたを教えてくれるのだとか。



A君の心配事は、自分が学校に行けないことで、お母さんに辛い思いや悲しい思いををさせてしまっているのではないかということ。


お母さんがA君のために職場に頭を下げて仕事を休んだり、テレワークにしてもらっていることをちゃんとわかっているのです。


お母さんもA君の気持ちに気づいているので、A君の前では明るく元気にふるまいます。


天才肌のA君。



A君の描く空想の鳥。繊細な羽の模様が芸術的。



その才能を潰さず、いつの日か大きく開花させるために、私たちにできることはなんだろう?


この先も答えの見えない問いに、自問自答が続きます。