愛を運ぶカーニバル ~デート編~ 5~6です
※以下ネタバレですo(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
SHIN STORY 5
それから、私達は再び、男の子の母親を探し始めた。
シンさんが男の子の前にしゃがみこむ。
シン「おい、坊主。そろそろ本気で見つけるぞ」
男の子「・・・」
シン「お前だって、早く母親に会いたいだろう?」
男の子「・・・うん」
シン「この後、どこに行くとか、そういうことは言ってなかったのか?」
男の子「・・・」
シン「おい、聞いてるのか?」
男の子「ねえ」
シン「なんだ?」
男の子「これって触ってもいい?」
男の子はシンさんの銃を指差した。
シン「ああ。ためしに撃ってみるか?」←∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
○○「え?」
シンさんが銃を抜いて、男の子に渡す。
○○「何考えてるんですか?」
シン「何が?」
○○「こんな小さな子に、銃を撃たせるなんて・・!」
溜息をついたシンさんは、男の子から銃を抜き取ると、その引き金を引いた。
パンッ ←( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
乾いた音と共に、銃口から造花が飛び出した。←(σ・∀・)σ
○○「え?オ、オモチャ・・・?」
シン「・・・すり替えておいたんだ。オレだって子供に銃など撃たせない。」
○○「ゴ、ゴメンなさい・・・」
(シンさんも、この子を楽しませようとしてたんだ・・・)
(それなのに、私・・・)
それから、シンさんと私は会話もなく、男の子のお母さんを探した。
男の子「お兄ちゃんは、射撃がうまいの?」
シン「俺より腕のいい奴はそういないだろうな」←(//・_・//)
男の子「へ~、すごいんだね」
シンさんと男の子は少しずつ打ち解けていった。
SHIN STORY 6
結局、私たちは元いた広場まで戻ってきてしまった。
男の子「あっ!」
男の子が走り出す。
男の子は、歩いていた女性に飛び付いた。
○○「あれって・・・」
シン「どうやら、母親が見つかったようだな」
男の子がお母さんを連れてやってくる。
お母さん「この子が大変お世話になったようで、本当にありがとうございます」
○○「いえ・・・」
「お母さんと会えてよかったね」
男の子「うん!お姉ちゃんもお兄ちゃんもありがとう!」
お母さん「お2人はこの島の方ではありませんね」
○○「はい・・・」
お母さん「じゃあ、もしかしてカーニバルの伝説のために・・・?」
○○「え?カーニバルの伝説の事ご存じなんですか?」
お母さん「ええ、もちろん」
「私も・・・あの伝説のおかげで、この子を授かったんですから」←(〃∇〃)
○○「そうなんですか?」
お母さん「その場所からカーニバルを見た男女は・・・」
「その愛を永遠のものとすることができる」
○○「素敵な伝説ですよね」
お母さん「場所はもうご存じなの?」
○○「いえ、まだ・・・」
お母さん「じゃあ、お礼に教えて差し上げるわ」
○○「ありがとうございます!」
私は男の子のお母さんから、カーニバルの伝説の場所を教えて貰った。
男の子「お姉ちゃん、バイバイ!」
○○「うん。元気でね!」
男の子「お兄ちゃんもバイバイ!」
シン「ああ、またな」
親子に別れを告げた私達は、伝説の場所を目指して歩き始めた。
続く・・・