食道閉鎖症で産まれてきた我が子ですが、それとは関係なく妊娠中に絨毛検査を受けました。海外での出産でしたが、こちらではCVS検査と呼ぶようです。

私自身、すごく悩みネットで夜な夜な検索したので誰かの役に立てばと思い、覚えている限りで記事にしたいと思います。

 

絨毛検査を考えるきっかけとなったのは、妊娠初期にある首の浮腫み(NT)を調べる検査でした。そこで3.2ミリと診断され、正常範囲は3ミリなのでこの0.2ミリをどう取るか考えても考えても答えの出ない日々でした。

 

絨毛検査は羊水検査と同様に確定診断ができる検査です。つまり赤ちゃんにダウン症などの染色体に由来する異常があるかどうか、白黒ハッキリとわかります。

 

少しそれますがこちらでは日本より出生前診断が進んでおり、妊娠9週の時点で母親である私の血液から性別といくつかの染色体異常の確率がわかっていました(NIPT検査)。その結果によれば染色体異常のある確率は限りなく低いという診断でした。しかし、この検査は確率がわかるのみで確定診断ではありません。

 

絨毛検査を受けるかどうか、そして異常が見つかった場合はどうするのか。絨毛検査は羊水検査よりも早い週数で受けるので早く答えを出さないといけない、絨毛検査が受けられる期間が過ぎても羊水検査を受ける事ができるが仮に赤ちゃんを諦める場合は週数が早い方が母体や精神的な影響が少ない、などなど色々な事を考えました。日本でも大阪に出生前診断専門の病院があるようで、そちらのウェブサイトも隅から隅まで読みました。

 

結果、私たち夫婦はこの0.2ミリが心に引っかかっていつも気にしながら妊娠生活を送るよりもはっきりとさせておきたいという思いから絨毛検査を受ける事にしました。検査代は全て保険でカバーされるというのも後押しとなりました。結果、染色体には異常が無いという診断でしたが何か障害があるという診断だったらどうしていたのか、それは今となってはもうわかりません。

 

もちろん、結果を受けてどうするかは夫婦で話し合っていましたがこの検査、そして考え方については正解は無いと思っています。

 

絨毛検査自体については別記事にしたいと思います。