4階に来ました 

ここ食堂は特に装飾性が強く、正方形に近い平面を持ち、暖炉を中心に左右対称の厳格なデザインになっています 



暖炉の右側扉を入ると厨房があります 

こちらにも作り付けの棚がびっしり… 

そして、センスのいい明かり取りの窓で明るい厨房になっています 

厨房って作業場=ちょっと暗いイメージですが、ここはとっても明るく、ここで働く人はテンション上がって素敵なお料理を作れただろうなぁ~ なんて思っちゃいました 




2階の屋上(応接室の上)と3階の屋上(和室の上)が、バルコニーになっていて、アーチ付きの階段で繋がっています 

このアーチ、狭くて天井が低くなっていますが、これは応接室の入口などと同じように、狭い空間を抜けた先に開ける広い空間を強調するための演出だそうです 




駐車場から見上げて、最後にこの姿を見て、ヨドコウ迎賓館を後にします 


老朽化が激しくなったため一時は取り壊してマンションになる計画もありましたが、建築家や市民が保存運動を起こし保存が決定したそうです
2019年、米国にあるフランク・ロイド・ライトの建築群がユネスコの世界文化遺産に登録され、ヨドコウ迎賓館は現時点では「追加遺産候補」ですが、今後世界遺産に登録される可能性もあります
このヨドコウ迎賓館がこうしてここにあるということは、あの阪神淡路大震災を乗り切った建物だということですね…
細部にまでこだわった美しい、そして、強靭な建築物であり、素晴らしさを感じることができる見学となりました 


