豊後森機関庫公園(大分県玖珠町)に行きました
現存する扇形機関庫(扇型の蒸気機関車庫)としては九州唯一で、昭和46年に豊後森機関区が廃止となっって以来、玖珠町に保存されてきた豊後森機関庫です
公園に入るとまず、目に飛び込んでくる蒸気機関車 🚂
こちらに展示してあるのは、蒸気機関車29612号 

キューロクという愛称で親しまれ、1919年(大正8年)に製造されてから、
1974年(昭和49年)までの 55年間、長崎本線や唐津線で旅客や貨物の輸送に使用されました 

19454年(昭和20年)8月9日、長崎に原子爆弾が投下された時期には、多くの被災された人々を乗せて人命救助を、また、日本文化の交流、経済の発展にと、多大な貢献をしました 




豊後森機関庫は石炭や水等の補給基地として、また急峻な水分峠越えを行うための機関車の交換等で非常に重要な役割を果たしました
いまではのどかな風景に感じる場所ですが、久留米〜大分間の重要なポイントとして役割を担い、玖珠町を大いに栄えさせました

きれい整備された公園に、廃墟感のある機関庫のギャップが重い歴史を伝えてくれていました 


公園の一角には、豊後森機関庫ミュージアムがあります 

入館料は中学生以上100円 

元は作業員詰所だったそうです 

水戸岡鋭治氏がデザインした建物で、旧豊後森機関庫や鉄道の歴史に感ずる資料が展示されています 


また、子どもも楽しめる鉄道の絵本や木のプールなどもあります 

模型を見たり、車掌さんの帽子をかぶったり、
模型で遊んだり、電車に関わる折り紙や塗り絵、プラ板でキーホルダーを作ったり…鉄道の歴史にふれながら、鉄道を楽しむミュージアムです

伐株山(きりかぶやま)が見えますね 

玖珠町の盆地の中に、ずっしりと腰を据える少し不思議な形の「伐株山」
あるべきはずの山頂部分が潔く「バサッ」と切りとられたかのようなユニークな形
なぜ、そんな形の山になったのか…

「むかしむかし、ここには天にもそびえんばかりの大きなクスの木がありました。大木は周囲を影で覆いつくしていたために、田畑の作物はいっさい育ちません。困った村人たちは木こりの大男に頼み、その大木を切り落としてもらいました。そのときの切株が“伐株山”として残りました」
「玖珠」という地名も、このクスの大樹に由来しているのだとか… 

山頂には、「ハイジのブランコ」と言われる大きなブランコがあるそうです
また、機会があったら、行って、乗ってみたいです 

