どうやら今年は増えそうですね。熱中症。
6月の搬送者数が6000人を軽く越えて、
例年の3倍以上らしいです。
7月・8月と、おそらくもっともっと暑くなるにつれて、
もっと熱中症者は増えてくると思われます。
基本的に室内で身体を動かすトレーニーにとっては関係ないと思われがちですが、
冷房の効いた室内でも発症します。
主な症状としては4つ挙げられます。
多いのは「熱痙攣」
身体が痙攣を起こします。
原因としては、塩分などのミネラル(電解質)不足。
よく「短時間だから水だけでいいや」と普通の水だけを飲んでトレーニングしたり運動したりしている方をみかけますが、
これが原因です。
運動して身体を動かすと体温が上昇しますよね。
その体温を下げようと汗がでます。
この汗にミネラルが含まれており、同時に体外にミネラルを放出していることになります。
ここで普通の水だけを飲んでいると、体内のミネラルの濃度がさがり、
結果として熱痙攣を発症します。
2つ目は「熱疲労」
発汗が多くなり、水分の補給が追いつかなくなる「脱水症状」になったときに発症します。
体温は高く皮膚の温度が下がり、発汗がみられます。
症状は様々。
3つ目は「熱失神」
発汗による脱水症状と、血管の拡張による
体内の血液の循環が悪くなったときに発症します。
発汗はみられるが体温は正常、脈は遅くなり、意識を失います。
4つ目は「熱射病」
一番重症です。
意識は重度の意識障害をみせ、体温は40℃以上。
ただ発汗はみられず皮膚は乾燥します。
脳内の体温調節機構が壊され、体温調節ができなくなることで発症。
「熱痙攣」に関しては主に食塩水など、ミネラルを含んだ飲料(スポーツドリンクなど可)を飲むことで症状は緩和されます。
「熱疲労」「熱失神」は身体を冷やし、点滴を行ってください。
「熱射病」は真っ先に救急車。
救急車が到着するまでは身体を冷やしてください。
熱中症にならないのが一番なので、
まず「水分補給」だけはしっかり行ってください。
もちろんミネラルを含んだもの。
市販のスポーツドリンクでもかまいませんが、
より吸収率を良くするには「薄めて」飲むことです。
ポカリスエットはヒトの体液に近いといわれていますので吸収されやすいように思われるかたが多いと思いますが、
浸透圧の関係で、栄養素の濃度が同じくらいの場合、吸収されにくいです。
薄めて飲むことで、そのままの状態のを飲むより吸収率は上がります。
目安は2倍以上希釈。
僕はポカリでもアクエリアスでも2倍に薄めます。
また、身体を冷やす場合は首周りや脇の下、脚の付け根など、
大きな血管のあるところを冷やす(アイスバックや氷嚢など)ことで血液の温度を下げ、
効率よく体温を下げることができます。
野外で処置を行う場合は風通しのいい日陰に移動させ、
もっと効率よく行う場合は霧吹き(無い場合、緊急の場合は口に含んだ水を吹きかける)を用いて、
身体全体をぬらすようにしてください。
1人でも多くの方が熱中症予防やその処置を知っていると、
重度の熱中症になる方も減少すると思います。
自分のそばで誰かがなった場合、遠慮せずに助けてください。
もちろん見ず知らずの人も。
それでは。