「あんた医者でしょ!?」 医者をなじりたくなった時 | 笑って過ごす日々

笑って過ごす日々

2010年7月。体にとんでもない異変が生じ、怖くなり病院へ。診断はガン。
でも何がなんでも克服しようと、気分を上げる努力を決意。
そんな私の、病院での出来事や笑う努力の日々を描く。

ホントは、絶望しそうになるので真剣なことは書きたくないですが、大きな通過点なので書きます。

それは、私が病気になってから一番落ち込んだ時の話。


その前に…。

短期入院のムンテラ(入院する時の医者からの説明のこと)で、ギョーザ先生から、


「何とか、○○(←私が病気になった箇所の名前)を残せるように、

まずは放射線治療と抗がん剤治療をやって

腫瘍を小さくして手術出来るようにするのが目的です」


と、埋め込み手術の理由と一緒にそう言われました。

(ホントはセリフがちょっと違いますが、病気の箇所をココで言ってないのでなるべく近づけて書きました)


しかしそれから約3ヶ月後の2回目のCTで、腫瘍の大きさがほとんど変わってないという結果で、

その時、だらだら先生とギョーザ先生の間では、

手術して治すから現状維持に目標が変わったようです。

つまり私の病気はすでに手術は出来ない

(ちなみに…父がだらだら先生に「診察に、あまりにも待たせ過ぎだ!」と文句を言って

だらだら先生に注意されたのはこの時だったりしますf^_^;

だってぇ…飛ばされたあげく、予約時間から2時間半も待たされたんだもん…あせる

もちろんだらだら先生も謝りましたが、「仕方ない時もあるんです!」とちょびっと怒ってました…しょぼん

ただ、だらだら先生は最初の頃と同じく、


「可能性はゼロではないよ」


と、言ってましたが…。

この時、初めて、

だらだら先生が最初の頃言ってた「リンパが弱ってる」というのが、「リンパへの転移」のことだと知りました。

きっと、たぶん初診の時から、

だらだら先生もギョーザ先生も、手術出来る状態にならないと予想してたんだろうなぁ…

なんて今になってよく思います。



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それから、また約3ヶ月後3回目のCT撮影。

2回目の時はCTだけでなく、他の検査もあって

私の大嫌いな検査が木曜にあったのでその一週間後に結果ということで

だらだら先生の診療を受けたのですが、

3回目の時はCTでとんでもない結果が……!


やっぱ結果を聞くのはなんとなく怖いですよねあせる

なので、診療でギョーザ先生に呼ばれた時、かなり怖がってたのを覚えてます。

そしてギョーザ先生から、私が一番怯えてた結果が…。


「今まで腫瘍マーカーが80まで下がってきてたんだけど…、

今回120に上がっちゃってるんだよね。

それでCTで見てみても肺に転移してるの。

他への転移はないけど…」

(腫瘍マーカーとは、血液検査で計る腫瘍の数値みたいなもの。

ただし、マーカーはあくまでも目安なので、

マーカーの数値が上がったからといって悪化したとは限らないし、

下がったからといって腫瘍が小さくなったとは限らない。

結局は検査してみないとわからない)


ええええぇぇぇぇええぇぇぇぇ…………!!∑(゚Д゚)

転移!??(°д°;)


つまりこの時から、ガン、ステージ3からステージ4に。

(だらだら先生もギョーザ先生もステージ言ってなかったけど。たぶん怖がる私に考慮したのでしょう)


「ど……どうしよう…!


どうしよう…!


どうしよう!!」


「やだ!このままじゃ私、死んじゃうじゃん!」 (もう私、先生に敬語じゃなかったし…汗


もう目の前真っ暗。

怖いことしか思いつかないという。

あまりに動揺している私にギョーザ先生は先生なりの励ましの言葉を言ってきます。


「あのね、まりもさんと同じ病気の人でも、

使える抗がん剤がなくて、なす術がない人だっているの。

それよりはまだ全然いいじゃない!」


そんなぁ…!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

そう言うと…


「でも、人間はいつかそうなるんだよ。その辺の人だってそう。私だってそう。

たとえば、すぐそこに出てって事故にあって助からない人だっている!

それを考えたらまりもさんは、

たとえそうなったとしても覚悟する時間があるんだから、まだいいでしょ」


しかし、段々怒りも加わってくる私。

「でも、とにかく怖い未来しか思い浮かばないですぅ!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」(何とか敬語になった(^_^;))


「今はこうして生きてるんだからいいじゃない!

趣味を楽しんで明るく生きてる人もいるんだから。

旅行に行ったっていいし…

あ、そういえばこないだ旅行に行ったって言ってたよね?楽しかった?」

(そう。私、この診療の前、旅行に行ってたんです)


なんでこの人、現状維持しか言わないの!(>_<)

私を一生懸命励ましてくれる先生の気持ちはすごく嬉しかったんですが、

ただでさえマイナス思考なのに、

嘆きの他に怒りまで感じてる私にはまともな返答を返す余裕はありませんでした。


「はぁ……。行かないよりはマシだったですけど………。

あの…!私って治らないんですか!?」


「いや、治らないとは限らないよ!」


そしてまたギョーザ先生と私の会話が振り出しに戻る。

もう私は本当はその場で大騒ぎしたくてしょうがなかったです。

現状維持しか言わないギョーザ先生に、


「何で平気な顔して結果が言えるわけ!?(-""-;)

あんたはいいよね!

病気になった当事者じゃないんだから!」


「あんた医者でしょ!?何で治せないのよ!

私があんたから聞きたい言葉は

そんな言葉(つまり現状維持)じゃないっ!ヽ(`Д´)ノ」


そう言ってなじりたくなりました。

実際、喉の手前まで出掛かりましたし…(汗)

しかし、一番目のセリフは、

私が嘆いてる時のギョーザ先生はつらそうな顔してたから言えなかったし、

二番目のセリフは、

初めの頃、だらだら先生が

「医者も神様じゃないから治せるとは限らない。でも最善を尽くすから!」

と、言った「医者も私達と同じ人間」という言葉が頭をグルグルしてたから言えなかったし。

それに、一生懸命病気の私と向き合ってくれてる人にそんなこと言えない…(T_T)


でも、その後家に帰ってから、ギョーザ先生が、

言い方は強かったけど一生懸命私を励ましてくれた気持ちが嬉しくてたまらなかったです。


それから、「もっと自分でも努力してみよう」と思い、

治療の努力として漢方薬を始めてみることにしました。

でもギョーザ先生のあの時の励ましから、

治療だけじゃなく気分を上げる努力もしようと決心したわけです。

そこで、中学の時部活でやった合唱を前からやりたかったので、地元の団に入って始めました。


それから私の笑うための、趣味の合唱ライフが始まったわけでありますっ!(*゜▽゜ノノ゛☆


その後の診療の前に、ギョーザ先生に(CT結果発表の時の)お礼と謝罪と、

私のあの時の本音を書いた手紙を渡しました。

そして診療の時、

「どうしても治るとは言えない。そういう病気だから」

と、ハッキリ言われてしまいましたが、

「やりたかった合唱を始めてみましたo(^-^)o」

と、言うと、

「それはいいことだね(・∀・)」

と、喜んで(?)くれましたw

合唱は、もちろん今も続けてます(´0ノ`*)


………う~ん、この記事を書いてて何だかギョーザ先生に会いたくなっちゃったゾ!?(>_<)