想定外の体調不良(大体そうか。)により、楽しみにしていた予定をいくつかキャンセルする羽目になり、少し落ち込み気味のマリモちゃん(仮)です。
体調不良と言っても、内臓系ではなく負傷した系なので、あまりご心配なく(?)。実際、かなり回復はしてきた。

鏡を見て、なんか老けてる?と思い、前髪を切った。
老けてる?と思ったら、前髪を切ると、だいたい元通りになる(私の場合)。
でも、今回はさほど変わらぬ気がする。
体に痛い部分があるから、表情が暗いのであろう。。





最近読んだ本の話を、ずっと書きたいなあと思いつつ、書けていない。

さいきんインスタを見てて流れてきた短い動画で、とある大富豪が、こういうことを言っていた。
多忙であることはストレスにならない。やるべきことが出来ていないときにストレスが溜まるのだ。
と。

大富豪の言葉は基本的に無視する派なのだが、こればかりは、なるほどなと思わされてしまった。
暇な私でもストレスが溜まっているのは、やるべきことがやれていないから。
そのひとつが、「最近読んだ本の話をブログに書く」であった。
ブログごときで、と思われるかも知れぬが、そういうもんなのである!!

とはいえ、本の話を詳しく書く力がいま無いため、あらすじなどは省いて、感じたことだけ簡潔に書きます。

・辻村深月「傲慢と善良」

マッチングアプリによって人を検索して選ぶことへの違和感を、書き切ってくれたような感じがした。(マッチングアプリで素晴らしいひとと出会って結婚した例をいくつか知っているので、それは素晴らしいと思っているし、私も独身ならやってみたかったとは思っている。でも、マッチングアプリの仕組み自体に違和感はある。結局「マッチング」しても、一対一でめちゃくちゃ向き合ったカップルだけが、うまくいくとおもう。アプリ以外の出会い方と同様に。)


・朝吹真理子「TIMELESS

詩のような小説だった。新しい世界を見せてもらえたと思うし、解説が江國香織だったから買ったんだけども、私はあまり好きとは思わなかった。江國香織のほうがいい(結局〜)。固有名詞がいっぱい出てくる小説は好きになれんのや。読者置いてけぼりで。村上春樹がビートルズばっか出してくるのも嫌だ(村上春樹はまあまあ好きだけど。←えらそう)。


・桐野夏生「燕は戻ってこない」

いま(?)ドラマ化してる。めちゃ面白かった。桐野夏生はエンタメ作家と呼ばれているらしが、めちゃくちゃオモロい純文学だと思う(←えらそう)。代理出産の話。いやーーーー、最高でした。最高!!!ウザい奴、最高な奴、終わってる奴、共感できる奴、いっぱい出てくるー!!!


・桐野夏生「日没」

しんどいーーーー!!!3日で2周読んだ!しんどい!怖い!表現の自由が脅かされる話。脅かされるというか、現にいま脅かされてるよねって話。怖すぎる〜!読んで良かった!!


・金原ひとみ「アンソーシャル ディスタンス」

面白かった!!金原ひとみは文庫化してたら全部読むという作家(たぶんまだ追えてないのもあるけれど)。金原ひとみ、昔は若さゆえのきりきりひりひりした感じだったのが、今は年齢を重ねたからこそ出せる、かつ、だからこそより一層彩り豊かにきりきりひりひりした感じで、めちゃ最高。解説の朝井リョウが、読むと「キマる」と書いてたけれど、そういう言葉に落ち着けないで〜という思い(←えらそう)。

以下、「(←えらそう)」を省略します。


・おおたわ史絵「母を捨てるということ」

これは小説ではなく、女医さんのエッセイ。かなり特殊な家庭環境の著者が、母親との関係について書いたもので、直接参考にできる感じではなかったけれど、読み物として興味深かったし、間接的に参考になるところはあった。


・若林理央「母にはなれないかもしれない 産まない女のシスターフッド」

私はこのタイトルの、「ならない」じゃなくて「なれない」なところに憤りを感じるのだが、でもそんなことは織り込み済みだろうから、その意図を考えたりしている。現代社会ではまだ、「なれない」のほうが自然に捉えるひとが多いということなのかな。

様々な理由で、(自分で選択して)母にならなかったひとや、(なりたかったけど)なれなかったひとの、ごくごく個人的な内容のインタビュー集みたいになっている。

ひとりくらい、私とほとんど同じような考えのひとが載っているかと思ったら、全員が全員、違う理由で子供を産んでおらず、全員が全員、私とは違う理由だった。要素としては共通するところもあったけど、でも根本は全員違った。
産まない理由は三者三様、産む理由も三者三様、だと思う。だから、誰もが、誰かが産むこと、産まないことについて、否定できない、してはいけない、することは不可能、だと思う。そのひとの考えを、100%聞き出すことなんて難しいし、聞き出されるほうは、(よほど信頼し合った仲でない限り)つらいから。

「産む or 産まない」に関するブックリストも、ブログに書きたいと思いつつ書けていないことのひとつ(だからストレス要因になっている)。
はわ〜。酔ってきた(飲みながらこれを書いている)。




ミドサーがはわ〜とか言ってるの、痛いでしょうか。いいえ、誰でも。