はっさくをむいた

はっさくをむいた。

はっさく。

見かけると9割の確率で買ってしまう果物だ。

それも3個とか4個とか。

今日は6個買った（今日むいたのは4個）。

はっさくと、紅はっさくを3個ずつ（今日は2個ずつむいた。）

↑数字がいっぱいの段落

紅はっさくは、果肉が紅いわけじゃなくて、皮がオレンジっぽい濃いめの色っていうだけ。

はっさく、一粒むいては食べ、一粒むいては食べ、というやり方でいただいたってよいのだが、

私はいつもまとめて大量にむく。

そしてタッパーに敷き詰め、宝石箱のようにし、冷蔵庫でよく冷やす（むきながら何粒かはつまみ食いする）。

とある友人は、「こう敷き詰めると、何か海産物のように見える。いくらとか」と言ってくれた。最高に面白い感想。海産物。

綺麗にむかれ、よく冷えたはっさくは、ぺろんぺろんぺろんぺろんと何粒でも食べられる（実際には限度がある）。

実際には限度があるものの、はっさく2個分くらいは一気に食べてしまえるものである。

一気に食べてしまわなくとも、冷蔵庫の前を通るたびに1粒や2粒、宝石箱から取り出して食べるというのもよい。

私の衛生観念的に、むいた状態のはっさくは、2日以内に食べ切りたい。

はっさく4個分くらいは、2日あれば食べ切れるのである。

はっさくはその名前から、夏のもののような気がしてしまうが、旬はちょうど今頃らしい。

野菜直売所で見かけて、今シーズン初だったので嬉しさのあまり、6個買ってしまったというわけ。

はっさく4個を、ゆっくりゆっくり、40分かけてむいた。

音楽もかけず、動画も流さず。

こういうとき（何か作業をするとき。洗濯物を干したり、スナップえんどうの筋を取ったり、銀杏の殻をむいたりするとき）、私はたいていアベマプライムを流しながらするが（アベマプライムが好きすぎて、ブログを始めるときにアメーバブログを選んだくらいだ）、

今日は夫が仕事をしている横ではっさくをむいたので、動画も音楽もかけなかった。

40分。

はっさくをむけるのは、時間（と心）に余裕のあるひとだけかもしれないな、と思った（4個もむかなければ、こんなに時間は取らないわけであるが）。

さいきん、

友人に子供が産まれた。

（＝友人が子供を産んだ。）

何度か会いに行ったが、やはりゆっくりのんびりする時間はあまり取れていなさそうだ。

彼女は、はっさくをむく時間をなかなか取れないだろうと思った。

（今度むいて持って行こうかと思いました。私信）

彼女がほっと一息つくときにも、

なかなか、はっさくをむくことを選ばないだろうと思う。

手がよごれるから、赤ちゃんが泣いたときすぐ抱っこしに行けないので。

育児中で忙しいひとが、ほっと一息つくとき、だいたい何をするだろうと考えたら、たぶんスマホを見るだろう。

SNSをするなり、YouTubeを見るなり、ゲームをするなり。

そんなとき、マリモ育成日記を読んで面白がってくれたら嬉しい。

いま妊娠中の友人もいる。

みんなそれぞれ、違う人生の段階にいて（あたりまえ体操）、

時間に余裕がなかったり、あったりする。

余裕がないときでも、誰かが一息つく時間のお供に、私の文章がなってくれたら嬉しい。

そう考えて、しばらく休んでいたブログを再開することにした。

みんな、待たせたな