<しょうちゃんの休日 4>

 

 

 

電話するって決めたら

 

以外にすんなり眠れて

 

 

良かったんだけど・・・

 

 

 

疲れが溜まってたのか・・

 

目覚ましは

 

いつの間にか止まってて

 

寝ぼけ眼で確認した時間は

 

とっくに昼を過ぎていた・・

 

 

 

 

 

寝過ごしたって慌てたけど

 

よく考えれば今日は休日

 

特に予定も入れてなくって

 

やんなきゃいけないのは

 

「あいばさん」への電話だけ・・

 

 

 

 

 

 

おっし。ってベッドから出て

 

もしも電話の相手が雅紀なら

 

会って欲しいって伝えてみるか・・

 

 

会ってくれるかな?

 

ちょっとワクワクした気持ちで

 

とりあえず身支度を整えて

 

ソファーに座ってスマホを握る

 

 

 

「あいばさん」を表示して・・

 

 

 

 

 

 

 

あっ、何て言おうか考えて無かった・・

とりあえず・・・

こんにちは、突然お電話してすいません。

櫻井と申します。

何度も間違って電話をしてしまって

本当にすいませんでした。

 

これじゃ、ちょっと硬いかなぁ・・

でも雅紀じゃなかった時のリスクを考えると・・

雅紀だったら

きっと途中で「しょうちゃん?」

なんて言ってくれるだろーし。

そしたら普通に話せば良いんだから。

そんでそれとなく会う約束して・・

やっべ、楽しくなってきた!!

 

 

 

 

 

 

この勢いで画面をタップしようとしたら

 

急に持ってたスマホが震える

 

画面に表示されたのは友人の名前

 

タイミング悪ぃなぁ・・

 


 

 

もしもし。なに?

 

 

 

何じゃないよ。

来週末さ合コンするから。

お前身体開けとけよ。

 

 

 

 

 

はぁ!?行かねぇ~よ。

俺は忙しいの!!

 

 

 

そんな事言ってないでさぁ~。

そろそろ急に連絡付かなくなった

昔の相手なんて忘れて

新しい恋しちゃおーぜ!?

 

 

 

うっさい。ほっとけよ!!

これから予定あるから切るぞー。

じゃ、行かねぇからなぁ。

 

 

 

 

ちょ、おい。

おーい・・

 

 

 

 

 

 

 

 

相手はまだ何か言ってたけど

 

俺はそのまま電話を切った