夕暮れに向かい、そろそろ仕事の準備
いつもはいまから少しご飯作り5時までに済ませてバーに出勤なのだが、
お腹が減らない。

気分転換にテーブルクロスを替える。
マリメッコらしくない、雨雲の柄。
今週のために購入したようなものだ。


家に誰も来なくても私のために
小さな緑や、お花は欠かさない。
もう自分のためだけに生きていけるのだから





夕暮れ前の少し薄暗いキッチンは耳をすませば、
いろんな音が聞こえる。

隣の空調機のブーンという音、小さな庭の葉が揺れる音
どこかで泣く赤ちゃん。
車が行き過ぎるアクセルを踏む音。

この贅沢なひとときよ、永遠に。

とも言ってられず、何か食べて行かねば。
そうでなきゃ、耐えきれず夜中に食べちゃう羽目になるのだから。