登場人物
ダニエル:仲良しのクラスメイト
ラッセ:転校生
5.転入生がやって来た
フィンランド人の男の子が転校してきた。名前はラッセ。背は僕と同じくらいで、ブロンドの髪に青い目をしている。一番初めにラッセに話しかけたのはダニエル。僕が転入してきた時も、ダニエルはかなり早い段階で僕に話しかけてくれた。ダニエルは本当に優しい。僕がラッセに話しかけたのはクラスで2番目だった。それからは毎日話しかけて、とても仲良しになった。ラッセはすぐ僕の名前を覚えてくれた。算数の時間はたまに友達同士グループを作って勉強することがある。先生の「グループになって。」という掛け声がかかると、ラッセは真っ先に僕の席に来てくれる。一緒に勉強するのはとても楽しい。ラッセの算数の教科書は僕が使っているのと同じだった。でも、僕のクラスの方が少し先に進んでいる。そこで、僕はラッセに進んでいる分だけ算数を教えてあげることにした。フィンランド語は上手く話せないけど、ジェスチャーを使ってならなんとか伝えられた。ラッセはすぐ僕たちのやっているページまで追いついた。ラッセが早く小学校に慣れてくれると嬉しい。