暇潰しシリーズ、アマプラの映画を

観るの巻。

 

ついに最終エピソード。

このHistoryチャンネル、他のは観たこと

ないけども作りがしっかりしていて

躍動感があって、飽きさせないスピード感。

 

最終話は今までの話が一気にまとまり、

アメリカがいかに繁栄してきたかも

知れる良作品でした!

 

 

エピソード①②と比べて、小ネタが沢山

あって一つの会社や創業者を深堀りする

より、ポイントを絞ってアメリカ現代史

テイストが強かったですね。

 

 

主に登場したのは、

マース(ミルキーウェイ)

M&Ms(丸いチョコ)

ハーシー(チョコ)

サンダース(KFC)

マクドナルド(ハンバーガー)

 

総まとめで登場

ハインツ

コカ・コーラ

バーズアイ

ポスト娘(後のゼネラル・フーズ)

 

 

ストーリーの大枠は、

世界恐慌が起こったり苦境に見舞われる

アメリカだったけども、ここに出てくる

創業者や会社はそれを逆手にとって、

むしろ成長する。

 

さらに第二次大戦が勃発するも、戦場には

ならなかったアメリカは世界の生産工場と

なり、そこで得た莫大な富で今の「アメリカ」

を築くことになる。

 

 

次は印象に残ったエピソードを⭐

 

マース

元々、父が創立したのだが、不良息子の

身元引受人になったことがきっかけで

父の運命が変わる。もちろん息子も。

息子の発想を得てミルキーウェイが

誕生。息子は自分の権限、会社を

持ちたくなり父と対立し独立。

父が急死したことを知り、父の会社を

自分のものにするべく資金を集める。

 

そのキーとなったのがM&Msなんです。

当時、チョコ=溶ける、だったのを

息子は糖衣でカバーして溶けない

チョコを売り出そうと、ハーシーの

社長に話を持ちかける。

 

新会社

マースの息子(社長)

ハーシーの社長息子(副社長)

ハーシーか20%の出資

ハーシーのチョコ供給

 

マースのMと

ハーシー社長息子 マリーのMで

M&Msというワケ!

 

 

この話に出てくる創業者みんな、商売の

嗅覚が半端ないのです。

 

実はハーシーの社長は、創業者である

ハーシーの右腕として働いてきたの

ですが、ハーシーが引退する時の後継者

として、別の人物を社長に据えると

言われてしまうのです。。。

 

つまり、社長は自分の息子をハーシーの

跡継ぎにできないという事態に。

 

そこにマース息子は目をつけたのですねぇ。

めちゃ頭いいというか、嗅覚スゲェです。

ビジネスは頭の良さより、野生の勘や

嗅覚がモノを言うということが強く

実感できる小ネタばかり。

 

 

このドキュメンタリーでは、あまり

良い人は出てこない中、創業者の

ハーシーはビジネスセンスがあり

ながらも人格者っぽい描かれ方を

していて安心して見てられました。

 

 

ちょっとお気の毒と思った

エピソードを。

世界恐慌で多くの失業者が全米に

溢れていたにもかかわらず、ハーシーは

リストラをしなかったのです。

 

ハーシーはチョコレートを通して、

自分の理想郷を作りたくて、労働者の

街、娯楽施設をはじめ最終的には

孤児を受け入れる施設まで作るの

です。

 

が、労働者はそんな経営者の思いなぞ

知らず自分たちの権利主張をしはじめて

しまいには工場で立てこもりスト決行。

 

 

そのためハーシーが契約している酪農家の

牛乳をダメにしてしまい、酪農家はストを

中止するように主張といった具合に混沌

とした状況に。

 

 

ハーシーさん、このストに痛く傷ついて

しまい一線を退いたのです。

自分は労働者の幸福を思っていたのに、と!

組織が大きくなる内に経営者との距離が

遠くなったり、世の中の流れで労働者の

権利が謳われたり。

激動の時代です。

 

 

サンダースは意外な情報がありました!

弁護士の資格を持っていたのです!

でもクライアントを殴ったり、他の

仕事でも人間関係に難ありな人だった

ようです。。。

あの穏やかなおじいちゃんキャラの

イメージがガラガラ崩壊した瞬間

でした🤣

 

イメージ崩壊エピソードをもう一つ。

サンダースはガソリンスタンドを経営

しつつ、そこを利用する客にチキンを

提供していました。

 

近所にもう1軒ガソリンスタンドが

あって、そこの連中がサンダースに

嫌がらせをしたことをきっかけに

銃撃戦!!!

サンダースおじさん、相手の肩に

銃撃。

 

アメリカーンな穏やかじいちゃんの

面影皆無でした、サンダースの

エピソードは。。。

 

GSで提供していたチキンですが

提供時間が長すぎたため、当時

出始めた圧力鍋を改良して短時間で

食べてもらえるようにします。

チキンが評判になってGSをたたんで

レストランを開業するサンダース。

 

しかし、時代の流れが早い時期

でして戦後、全米に高速道路が作られた

ことから人流が完全に変わってしまい

お店にお客さんが来なくなってしまいます。

 

そこで、サンダースはレシピ、作り方、

チキンが売れたら4セントを自分に支払う

契約を結ぶべく全米を走り回ります。

 

そこそこ売れ始めるのですが、チキンの

味に目をつけた人がサンダースのレシピや

製法を買い取りたいと申し出ます。

今のお金で何十億とかだったと思います。

(うろ覚え)

で、更にサンダースには重要な役割が

あって、それがカーネル・サンダース

おじさんのイメージを演じること、

でした。

 

いやぁイメージ重要だけども、真実を

知ると、ねぇ?でもケンタッキーのサンド

大好きですが(^^)

 

 

マクドナルについては、詳しいことは

コチラで⭐

 

 

 

このエピソードで最も印象に残った

ことはアメリカと戦争、です。

今回①〜③で出てきた会社が

戦場の兵士達に食を提供している

のです。

 

サンダースとマクドナルは戦後に

始まったので除外です。

 

すぐにエネルギーを補給できる

特別なチョコの開発を依頼された

ハーシー、溶けないチョコのM&Ms、

戦場で使われるハインツケチャップ、

喉を潤すコカ・コーラ。

 

戦場への供給品が優先されたため

一般国民は食料制限されるも

冷蔵庫の普及からバーズアイの

冷凍食品が取り入れられたり。

 

戦場にならず、世界の工場をになった

アメリカが唯一、戦後豊かになった国

になった。

それもこれもアメリカの錚々たる

食品がもたらしたものを大きかった、

と最後締めくくられています。

 

 

やっと全て見終わって達成感!

食に興味ある方は、とっても楽しめて

勉強にもなる作品です⭐

 

 

これを観た後だと、マクドナルドや

チョコレートを食べる時の見方や

感じ方が一味違ってきますねぇ。

 

 

マックとM&Msが食べたくなりました!!!