暇潰しシリーズ、アマプラの映画を

観るの巻。

 

今回はドキュメンタリー。

マクドナルドのドキュメンタリーや

映画を観たもんだから、アマゾンに

この作品をオススメされたっぽいです。

 

 

世界の誰もが知るであろう、アメリカの

食品メーカーの生い立ちをドラマ仕立てで

語る作品。

その①を観ました。

 

 

出てくる会社は、

ハインツ(トマト・ケチャップ)

コカ・コーラ

ケロッグ(コーンフレーク)

 

 

これらの製品が生み出された歴史的背景を

説明しつつ、それぞれの製品がいかにして

生まれたか、料理史研究家など専門家も

出てきて料理史の豆知識も学べてしまう内容。

 

 

舞台はアメリカ、南北戦争後の時代。

アメリカ北部では都市化が進んでいき

農業や自給自足生活から食は市場で

調達というスタイルに変わっていく。

 

まだ冷蔵庫がない時代です。

電気がまだ通ってませんから。

 

市場で売っている肉を買うとします。

購買者は店が出されたものを、買うしか

なかったそうです。。。

映像では表面が緑(カビと思われる)に

覆われた肉を店員がカットしていたり、

穀物に虫がわいてようが売り物にする、

加工食品も保存料だったり有害物質

まみれの代物ばかりだったそうな😱

 

商品を売るための広告も規制がなくて

効果や効能を書きたい放題かける状態。

何が入ってるか分からない万能薬と称した

ものが流行っていて、当時の人は常に

胃痛との戦い、胃ガンが多かったらしい。

 

 

話逸れますが、そんな状態でも死なずに

生き残った人々って元々の免疫や体力が

強くて、その遺伝子を持った子孫が今に

至るわけだなぁと妙に感心してしまった。

 

 

で、どの創業者と言われる人々も

アメリカン・ドリームを抱いて、不屈の

精神でガンガン進んでいくのです。

一回くらい破産したことなどモノとも

せず、自分が信じた道を進む。

 

 

マクドナルドでもそうだったのですが、

最初の発明者だけでは製品って広がら

ないのです。

 

 

酷い話ですが、

ケロッグのコーンフレークも前身が

グラノーラだったのですが、それを

食べた野心家によって先に製品化を

越されてしまいます。

 

コカ・コーラも最初は薬剤師のおじさんが

満身創痍状態ながらも、まずは自分のために

万能薬を日々開発してました。

後に一般にも売られるようになったのですが、

それに目をつけたキャンドラーって人が

権利を全て買い取り、今のコカ・コーラ帝国を

築くきっかけに。

 

ハインツは一回破産しているのですが、起業家

精神が燃え尽きることなく、製品開発を成功。

模倣品を駆逐するために、国に食品安全の

法律を制定するよう画策したりと、この

3人の中では一番やり手かつ抜け目ない人

でした。

 

生産体制に当時はまだ珍しかった電気を

取り入れたり、工場をアメリカ全土に建設、

生産方法もフォードに先駆けベルトコンベアー式の

効率的な手法を発案・実行。

 

FDA(アメリカ食品医薬局)が発足されるきっかけを

作ったと劇中で触れられていました。

 

 

そういう昔のアメリカ見てると、発展初期は

食の安全や衛生意識って皆無で中国とたいして

変わらない状況だったんだ、と発展期の

アルアルなんですね。

 

 

また逸れますが、

以前バリに行ったんですが、熱帯気候の中、

屋台で料理が作られて売られておるのです。

 

地元民は平気なんでしょうが、日本の高い

衛生状態でぬくぬく生きてる私はそこは

手を出す勇気はなかったです^^;

ツアーで連れて行かれるレストランの

料理は食べても全然平気でした!

 

相性が合わない人はそういった食事でも

お腹壊したりするそうなので、まずまず

バリと相性は良かったのかもですー。

 

いっとき見ていた、インドの屋台動画も

見てる分にはめっちゃ楽しくて美味しそう

ではあるのですが、いざ自分が。。。という

気にはなりませんでしたねぇ。

 

 

こういう画期的な発明をすることと

それを広めることは別物で、ハインツ

みたいに両方に長けてる例は少ない

のかもです。

 

 

ズルだと喚いても、先に製品化したもの

勝ち。

これこそ弱肉強食の世界を地で行っていて

他者を踏み台にしても心が傷まない、

そんなハングリー精神に溢れた人で

この世は回っているんだなぁ。

 

 

ま、でもそういう強者のおこぼれに

あずかって生活できる面もあるから

強者は強者であることが周りを助けてる

面もあるとは思うのです。

工場で働く人や大企業の社員とかが

最たるものですよね。

 

 

自分は性格的に、ハングリー精神は欠如

してますし何かを大きくしようって気持ちが

皆無なので、こうやって勝手に分析したり

感慨にふけってるのが楽しいです(^^)