同窓会の日記も、やっと今日で終わりです。
12時半を過ぎると山電はもうなかったので、みんなでJRの終電の時間を気にしながら駅へ向かいました。
切符を買いながら、2人が家へ電話して
「迎えに来て。」
と言っています。
「まりちゃんは駅からどうするの?」
と聞かれて
「遅いからタクシーで帰るよ。」
と答えると、床屋さんが
「うちの車が駅まで迎えに来るから、送っていくよ。」
と言ってくれました。
54分の終電に乗ると、9人中2人が私達よりひとつ手前の駅で降り、残り7人は同じ駅で降りることを知って、帰る方向がみんな一緒で何だかうれしかった。
それにね、私・・・終電に乗るのがうまれて初めてだったのです!
みんなずっと立ったまま、うふうふ笑ってほんわかした雰囲気のまま電車を降りました。
すると、軽自動車2台が止まっていて、迎えの人が寒いのに外で待っています。
床屋さんが
「これ、うちの奥さん。」
と紹介して、みんなぎょえ~~~!とびっくり!
だってね、とっても若くて可愛くて綺麗な奥さんだったからです。
そして、みんなでこっそり
「床屋さんは、オネエじゃなかったんだ・・・。」
とつぶやきました。
がははははははは!!!
「奥さんの横に床屋さんが乗るだろうから、私は後ろに。」
と、私が後ろに乗ろうとすると、床屋さんが
「まりちゃんは女の子やから、前に乗り。」
と言い、ザ埼玉が
「ボクはすぐ近くやから歩いて帰るわ。」
と言うと、床屋さんが
「そんなこと言わんとちょっとだけでも乗って行き。」
と、みんなをギュウギュウに押し込んで、誰一人ひとりぼっちで帰らないで済むようにしてくれました。
そして私が助手席に座ると、運転席の奥さんが
「この子を抱っこしててね♪」
と私の膝にトイプードルを乗せるのです。
きゃ~~~っ♪
もこもこしてて、ひらひらのお洋服を着て、ぬいぐるみみたい~~~♪
ワンちゃんは私の顔にクンクンしてきて、と~っても可愛かったです。
さぁ、出発です。
みんなの家を一軒一軒回り、最後に一番遠い私の実家へ。
「ごめんね、こんな遅くまで・・・。よく迎えに来てくれたよね。」
と私が言うと、奥さんは
「ううん、約束はしてなかったけど、きっと『迎えに来て』って電話があると思ってずっと待ってたから。」
「じゃあお風呂にも入れなかったんじゃないの?」
「それがね、友達から電話があって『今、床屋さんはカラオケに行ったからあと2時間は帰ってこないよ。今のうちにお風呂に入っとき。』って言われたの。だからお風呂にも入ったし、大丈夫よ。」
って。
それから、床屋さんは奥さんにやさしくお話して、奥さんは
「うん、うん。」
とそれに答えて。
私が話に加わっても、2人とも違和感なく仲良く喋ってくれて。
私ね、人ってこんなにやさしく出来るんだ、やさしく喋れるものなんだ・・・と感動してしまったの。
私は中学時代の床屋さんのことを未だに思い出せないんだけど、この夫婦がず~っと昔からの私のお友達のような気持ちになって、心がぽっかぽかになりました。
中学の時、やんちゃだったり生意気だったみんなも立派になってた。
何十年後かの同窓会までもう会うこともないだろうに、裏表なく、一晩だけこうやってみんな一緒に思いっきり楽しめる。
同級生っていいなと思いました♪