アトピー性皮膚炎にクレイは良いのか

 

アトピー性皮膚炎にクレイは良いのか?

興味をお持ちの方も多いはずです。
 
私自身アトピーではないので、
わからない事もありますが、
クレイだけでアトピーを改善するのは
難しいと思っています。
 
クレイは
外傷、湿疹、皮膚トラブルなどの
ケアに優れていているので
アトピーケアにも良いと思いますが
注意が必要なのです。
 
なぜかというと
症状を引き出す可能性がある
からです。
 

 

クレイの作用は吸着作用

 

クレイの働きは吸着することで、

体にとって良くないものを吸着

排出を促します。

 

アトピーなどの湿疹は

体の中が原因で症状が出ているため、

クレイを使う事で和らいだとしても

後から症状を引き出してしまう

可能性があります。

 
それを踏まえて注意して使わないと、
余計に辛い思いをしてしまう
可能性があります。
 
さらにクレイの吸着力が、
薬の成分を吸着し
薬の効果を下げる可能性があり、

薬と併用できません。

 
このように
クレイの特徴を理解した上で
ケアを始める事をおススメします。
 

特徴を知って使うこと

 

  • 傷の治りを早める
  • 新陳代謝をサポート
  • デトックス
 
クレイの特徴から、
アトピーケアに良いだろうと
クレイでケアをしようと
思うでしょう。
 
アトピーのケアには
色々な考えがありますが、
急激なケアは避けるほうが
無難かと思っています。
 
特にお子様へのケアならなおさらで、
良かれと思って始めても
お子様が辛い思いをしてしまうのは
可哀そうではないでしょうか。
 

幼少期の経験から

 
私は幼少期に
卵と乳製品のアレルギーがあり、
よく蕁麻疹を出していました。
 
痒み・痛みを散々経験し、
辛い思いをしてまで
治すのは疑問に思います。
 
無理をさせても
早く良くなってもらいたい、
と思うのが親心ですが
心と体は繋がっているもので、
ストレスから症状が悪化する
可能性もあります。
 

徐々に取り入れる

 
ステロイド薬を控えたいならば
症状が軽い場所から
作用が弱めなクレイでケアをする。
 
石鹸を使いたくないならば
クレイで洗うなど
徐々に取り入れる事を
おすすめします。
 
急激なケアは避け、
クレイの吸収吸着作用の
弱い方法から試していくのが
無難だと思います。
 

そしてクレイだけに頼らずに

生活習慣を見直す事は

必須だと思っています。

 

食生活を見直す

 
よく言われている事ですが、
アトピー性皮膚炎は
体の内からのケアが必要
ということです。
 
  • 小麦類のグルテンを避ける
  • 発酵食品を取る
  • 糖質は控える
  • 無農薬野菜を食べる
  • 添加物は取らない
 
体質の違いがあると思いますが
小麦は腸内を炎症させるので、
避けた方が良いとされています。
 
さらに糖質の取りすぎも
炎症を促進するので、
甘いものや炭水化物の
取りすぎは避けること。
 
また腸内環境を整えるために
発酵食品をとる事も大切です。
 
食べ物に関しては、
人それぞれなので、
ご自身で判断してくださいね。
 

体質はそれぞれ

 
アトピーを克服した人の
様々な体験を知る事は大切ですが、
体質は人それぞれなので、
ご自身やお子さんに合っているか?
判断する事が大切です。
 
どんなに良いということでも、
体質に合わないことを続けていたら、
体に良くはありません。
 
参考にすることは大切ですが、
鵜呑みにするのではなく、
まずは試して合うか判断し
合わなければやめる事。
 
「あの人は良かったから、
きっと自分(子供)もいいはず」
と続けないことです。
 
体質はひとそれぞれ、
常に症状と向きあいながら
ケアをすることが
大切だと思います。
 

クレイは使えなかった

 
娘のお友達で
重度のアトピーのお子さんがいます。
 
私がクレイセラピストと知り、
クレイをお子さんのケアに取り入れるため
受講されました。
 
そのお子様はマルチなアレルギーがあり、
植物油すら塗らないように、
医師から言われています。
 
そのお子様のためのケア方法を
アドバイスし色々試してみたものの
「クレイは使えない」
と言われました。
 
お子様のお肌にクレイを使うと
乾燥してしまいかゆみが出るので
使えないとお母さまは判断されました。
 
お子様のお肌の状態はお母さまが
一番理解をしています。
 
理論的にはいいからと
アドバイスをしてきましたが、
お子さんのお肌の状態を
十分理解しているわけでなく、
さらには私は医師ではないので、
正しい判断はできません。
 
「クレイは良いから
今は使えないけれど、
大きくなったら使わせたい」
お母さまから言われました。
 
ご自身でもクレイを使い
良さを実感したけれど、
子供にはまだ使えない、
これは正しい判断だと
思います。
 

無理はしないこと

 
いろいろ試してみて
必ず適する事はあるはずです。
 
クレイが使えなかったお子様も
食事を徹底的に見直され、
今ではステロイド薬に頼らずに
生活しています。
 
症状の度合いは人それぞれ、
軽めの症状ならば、
クレイを使える場合もあり、
娘の他のお友達でも症状が軽く
クレイを使えるお子さんは何人もいます。
 
あくまでも無理はせず
症状と向き合いながら
ケアをしていくことです。
 

お力になれること

 
 
幼少期のアレルギーから

とても辛い思いをしてきました。

 
「一生このまま辛い思いをするのか」
小さいながらにも絶望感を持っていた
そんな記憶があります。
 
そんな幼少期の経験から、
クレイセラピストとして
お役に立てる事があればと
思っております。
 
※2022.8.24再編集しました