前回は会えなかったけど、昨日は例の元気なYさんに会えた。
嬉しかったぁ。
待合室では、Yさん、ほかの高齢の女性の患者さんにも声をかけていた。
息子さんらしき人2人と一緒に来ていたようだった。
Yさんは椅子に腰かけているその女性のところへ行き、
床に膝をついて、女性の手を握りながら「今日は内科と整形外科の診察に来られたのね。」
って話しかけると、女性はとてもほっとしたような顔をして、Yさんの手を握り返していた。
その表情がとても穏やかで、Yさんのことをとても信頼しているんだなって思った。
本当に、本当にYさん、元気もいいけど、とっても、とっても優しいから、
伝わってくるんだ、愛情が。
さすがだな、Yさん、きっと患者さんたちからもすごく慕われているんだな。
昨日も私の顔を見るといつものように「元気~!!!」って声をかけてくれた。
そうです、今回も大騒ぎです。(笑)
母が亡くなってから3年になるけど、それでもずっと心配してくれているだな。
昨日は内科の診察だったんだけど、院長先生が
「オリンピック始まったけど、応援してる競技はあるの?」って話しかけてくれたから
私「やはり父がやっていた柔道でしょうか。父も生きていればきっと応援していると思います」って言った。
そして、その話をしているところにYさんが来ていて、
先生が「やはり阿部兄妹もそうだけど、オリンピックに出る人たちは負けず嫌いなんだろうね」って言われたから
私「先生、私、こう見えて実はものすごく負けず嫌いなんですよ。ソフトボールの試合に負けるのも絶対嫌だったんです」
って話していると、Yさんが「すごーい。いいねー」って手をたたいてくれた。
私「もう運動会でも絶対負けたくないタイプだったんです」って言ったら、
Yさん「いいー、すごくいいー」って喜んでくれた。
思わず、私もにっこり。
父は、柔道が強かったから、本当はもっと上まで行けたと思うんだけど、
どこか人が良いところがあって、人を押しのけてまで上に行くタイプではなかったのかもしれないな。
その点、母は静かなる闘志というか、秘めたる熱い思いというか、
きっとものすごく負けず嫌いだったと思う。
母ももちろん、人を押しのけて行ったりはしないけど、
私たち家族の前でも一切弱音を吐かない人だった。
そんな母が亡くなる前は、私のことを頼ってくれていたのに、私は…。
私は、柔道は強いけど、人が良くて困っている人を放っておけない父と
穏やかではあるけれど、胸に熱い思いを秘めている、そんな母が大好きだ、自慢のふたりだ。
これから先、ひとりで生きていかなくてはいけないから、負けず嫌いも大切だな。
そうだよね、お母さん。
負けず嫌いだって言ったときに、Yさんがあんなに喜んでくれるなんて思ってなかったけど
きっと、これからも頑張れ!頑張れ!っていう応援の拍手だったのかもしれないな。
今回もYさんに沢山の元気をもらったな。
いつもいつも、本当にありがとう。
これからも負けず嫌いの精神で頑張ります!