診療所行ってきた | そう!ゆうごうのブログ

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両親を相次いで亡くして毎日泣いてるけど頑張って生きていきたい!

いつも行っている整形外科では埒が明かないから

両親がお世話になっていた診療所の整形外科に予約をして行ってきた。

 

6月の初めから痛みがあったこと、もともと左膝が悪く、その膝が痛みだしたら

アキレス腱とくるぶしの内側に痛みが出てきたことを説明した。

そしたら医師は「ではとりあえず患部を診たいので」と言って診てくれた。

そしたら「たぶん腱を痛めてますね、偏平足もあるので、腱に負担がかかるんです。

体重も落とした方が良いですね。」と言ってきた。

私は「そうなんです、体重を落とすために筋肉をつけるよう鍛えていたところだったんです」と

言ったら、「念のためレントゲンも撮っておきましょうね」と言ってくれた。

レントゲンを撮って再び医師の診察。

「骨には問題ないですね。痛み止めと湿布薬を出しておきましょう」と言ってくれた。

 

「先生、インソールも変えてみたんですけどまた痛みが出てきたんです」と私。

「装具を専門に扱っているところがありますけどね。」と先生。

「先生、装具とかってどこに行けばいいんでしょうか?」と私。

「ネットで調べて探してみたらどうでしょう」と先生。

「わかりました、調べてみます」と私。

 

私は、あ~レントゲンも撮ってくれたし、痛み止めの薬や湿布も出してくれて

あの整形外科医よりは全然ありがたいけど、そうか、どうしようもないのかと思いながら

待合室の椅子に座っていると、突然また診察室に呼ばれた。

 

医師は「装具を専門に扱っているところがあるので、連絡を取ってみましょう。

貴女の足に合った装具を付けたほうが良いと思うので」と言ってくれたのだ。

そして看護師さんが、「装具屋さんはすぐには来られないけど、月曜日に連絡を取ってみるから

何時ならこられそうですか?」と聞いてくれた。

私は「火、木なら休みが取りやすいです」と答えたら

「では月曜日に装具屋さんに連絡を取ってみてご連絡しますね。」と言ってくれた。

そう、すぐには無理だけど、来月早々には装具屋さんに足を見て、装具を作ってもらえることになった。

 

嬉しかった~。

もう3か月も痛みに耐えていたのだから。

本当に嬉しかった。

ありがとう、先生、看護師さん。

 

そして、前にも書いたけど、

この診療所は両親の往診をお願いしていてとてもお世話になっていたのだ。

医師も看護師さんも顔見知りで、いつも心配して声をかけてくれる優しい人たち。

皆さんの顔を見ると両親のことを思い出していつも泣いてしまうんだけど

今日は診療所に来ている患者さんと家族を見て泣いてしまった。

 

高齢の母親の車椅子を押して来ている、たぶん私より少し若い女性たち二組。

私も父や母の車椅子を押して来ていたことを思い出して、涙があふれてきた。

「車椅子を押して診療所に来るのも大変だと思うけど、

生きていてくれることってありがたいんだよ、色々なところに頼りながら

頑張ってね」って心の中で思いながら。

 

私は両親に優しくしてあげられなかったから、自分が疲れて、自分のことしか考えてなかったら。

後悔の気持ちでいっぱいだから。

みんな頑張っているなーと思いながら、涙をこらえていた。

 

そして、旦那さんと一緒に来ていた高齢の女性。

診療所では麦茶やお茶を無料で飲めるのだけど、

女性がお茶をコップに次いでいると、診療所の看護師さんが来て

「旦那さんの分もお茶用意しようね」って話しかけていた。

女性は「お金は?」と聞くと看護師さんは「これは無料だから気にしないでね。」

「お父さんの分は私が持って行くから、お母さんはゆっくり休んでいてね」って言っていた。

女性は「いいんですか?ありがとうございます」と言って椅子に座っていると、

「お父さん、ちょっとお茶飲もうか、介護タクシーが来るまで時間があるから飲んでおこうね」

と言って看護師さんが男性にお茶を飲ませてあげていた。

 

「目ヤニがついてるから取ろうね」と言って看護師さんが目ヤニを取ってあげていた。

「朝ちゃんと顔拭いてあげてなかったからすみません」と女性。

 

看護師さん、わかるんだな、奥さんが大変なの。

車いす生活でほとんど動けない旦那さんの世話を高齢の奥さんが看ているのだろう。

それをさりげなく拭いてあげている看護師さん。

きっと奥さんが大変なこともわかっているんだろうな。

介護タクシーの予約も診療所でやってあげていた。

そして次の予約のための介護タクシーの予約もしてあげていた。

 

診療所だし、入院施設もないし、そんなにたいそうな検査機器もないかもしれないけど

看護師さんは患者さんの名前もほとんど覚えているし、患者さんと家族のこともきちんと見てくれていて

これこそ下町の赤ひげ先生と看護師さんだなと思った。

 

だって、往診に来てくれていたうちのことも、両親が亡くなって私が独りだって知っているから

診療所に行くたびに心配して声をかけてくれる看護師さんたち。

 

診療所に行って良かった。

もちろん、足の事きちんと診てもらえて、装具も作ってもらえることもだけど

また、この診療所の優しい、優しい、看護師さんたちの姿を見ることができて良かった。

両親のことを思い出して涙は出てきたけど

決して悲しい涙じゃなかったから。

 

みんな頑張ってるんだなって、みんな頑張れって思えたから

私も頑張ろうって思えたから、今日は診療所に行って良かった。

右膝の注射以外はこれからは診療所の整形外科で診てもらうことにする。

 

例の整形外科、見てろよ!

患者を甘く見るなよ。

患者はわかってるよ、ちゃんと診てくれない医者なんてすぐに廃れるから。

 

そんなことよりも、診療所のお医者さん、看護師さん、本当にありがとうございました。

感謝、感謝!