全人類は約60億人。


物理的、心理的、両方合わせて、


自分の近くにいる人間は、多く見積もって100人。


だけど・・・


苦しくなるほど好きになれるような人には、


めったに出逢えないし、


出逢えたとしたって、


たった一人だけ。


その人の輝きは、何にも勝る。


笑顔、仕草、声、何もかも。




なのに、恋が終わってしまったら、


その輝きはどこかへ消えてしまって、


目がチカチカするほど色鮮やかだったはずが、


何の違和感も無くなじみ、溶け込む。




わたしはあなたを本気で愛していたはずなのに。


明けても暮れても、あなたしか居なかったのに。


結局それは、一時の気の迷いでしかないのかな。




そんな物が存在しないのを、わたしは分かっている。


あったとしたって、過去の自分にただ逆戻り、


何一つ実りあるものでないことを知っていても。




それでも、もう一度だけ、かけてみたくなるんだ。



あなたが輝いて見える、色眼鏡。


あの頃自分が見ていた世界を、もう一度見たい。