おいしいコーヒーは外で飲む。

 

 

音楽プロデューサーの多聞、作曲家の尾上、外科医の水島、検事の黒田。働き盛りの成人男性4人が集まり、喫茶店巡りしながら怪談を披露する連作集。

 

Ⅰ

京都・祇園祭の季節。多聞と尾上と水島が、喫茶店をハシゴして涼みながら怪談し、さらに涼しくなろうという企画だが‥?

 

Ⅱ

横浜・馬車道の肌寒い午後。多聞・尾上・水島に遅れて黒田が到着。熱い紅茶とフレンチトーストと寒空に怪談‥

 

Ⅲ

東京・神田の雨の降る午後。多聞と尾上が語る怖い漫画、Uの漫画の怖い話に、濃くてガツンとくる懐かしいコーヒーの味がしみる‥

 

Ⅳ

神戸の繁華街、秋の小春日和の午後。クラシカルな洋館の中の喫茶店で多聞と尾上と黒田が話すタクシーの幽霊‥

 

Ⅴ

大阪・梅田の大きなビルの地下街にあるレトロな喫茶店。多聞と尾上と水島と黒田は宇宙が『見える』という霊感を話す‥

 

Ⅵ

晩秋の京都・京都御所の西にある和菓子屋の甘味喫茶。多聞と尾上と水島と黒田は抹茶怪談を渋く始める‥

 

 

シリーズ3作目のようです。

 

主人公の多聞は、穏やかなほんわか系

尾上は坊主頭で布袋様体型の芸術家

水島はパンクロッカーのような外見の医者

黒田は激務の検事

 

4人の関係がつかめないまま読みました。さりげなくて見逃しそうだけど、じっくり考えるとゾワッと怖くなる話を交互に披露していきます。おじさん4人が集まって怪談話に花を咲かすって、そそられない気もしましたが、なかなかに深みがあり良いです。ちょっとした怖さが隠されていて、ぞくぞくしました。