館×密室×魔術
カルト的な人気を博す三姉妹人形師創作の館での新作発表の夜、連続殺人がはじまる
『魔女狩り』の時代、魔女として生き残るために「生命を救う魔術」を開発して生き延び、やがて魔女の血筋は日本へと流れついた‥
フリーライターの麻生真哉(アソウシンヤ)の妻と娘は交通事故に遭い、妻は亡くなり、保育園に通う娘・真里(マリ)と暮らしています。
真哉は、人形作家・常世(トコヨ)三姉妹の新作発表会へ行く仕事を依頼される。リアルにグロテスクな創作人形は、化け物感と狂気がすごい。
人形制作に人体を材料としているという噂は本当か?
真哉と真里は、常世三姉妹に招かれ、周りは崖で吊り橋を渡って行くしかない常世の館へ行きます。館は不気味な人形だらけで気味が悪い。
三姉妹の長女が自室で焼死体で見つかる。が、部屋の鍵はかかっている、窓は半開きだが大人が出入りはできない密室状態。
警察に連絡しようとしても、携帯は圏外、固定電話の電話線は切られ、吊り橋は焼け落ち、陸の孤島となっていました。
続いて、次女が密室のエレベーターの中から刺殺死体で見つかります。
連続殺人事件、次があるとすれば、犠牲者は三女かもしれない。
常世の館に滞在しているのは真哉と真里、人形店の男とその遠縁の男、三女と館の執事、単独行動しないように決めます。
が、三女と執事が銃殺される‥
章ごとに"あたし"や"僕"が入れ替わるので、だれなのか混乱してしまいました。
「真里」が実は真里でないこともポイント。
死亡した体の魂を別の体に移動させ、術者が死ぬと、術を受けた者も死ぬという常世家で継承されてきた魔術。どっちがどっちでだれなのか、これも混乱しました。
『魔女狩り』時代から続く本物の魔女と魔術の話に興味しんしんだったけど‥
代々受け継がれてきた黒い魔術、グロテスクな人形の館、三姉妹の残忍さ、四女の登場、ホラー感まんまんでお楽しみいただけると思います。

