バート・バカラック 、11年ぶりの来日公演に行ってきました。
この偉大なる20世紀最大の作曲家、音楽家も今年80歳を迎えるそう。
しかし、ステージ上の彼は、信じられないくらい、ロマンティックで粋、
それでいて自然体でした。
とても身近に感じることができて 幸せ。
オペラグラスを使えば、彼が伴奏中、ずっと口ずさんでいた口元を
確認することさえ出来たのです!
中央に長い長いスタンウェイのグランドピアノ、シンセサイザーが置かれ、
向かって右側に外国人シンガー3人が座り、
後ろには母国のバンドがサポート。
そして、なんと周りを 日本人メンバーの東京ニューシティオーケストラが囲む、という構成でした。
のっけから、心にある 親しんだ珠玉の名曲がいっぱい演奏されました・・・
「♪Close To You」、「♪ I Say a Little Prayer for You」、
「♪That's What Friends Are For」、「♪雨にぬれても」、
「♪ニューヨーク・シティ・セレナーデ」・・・早くも涙をこらえていました。
バカラックさんのピアノは、ホントにロマンチック・・・何よりも
こんなにも音楽を愛しているのか・・と全身全霊をかけて 真摯に繊細に
音楽を紡いでいる姿に、大変な感銘を受けました。
東京ニューシティ・オーケストラのコンサートマスターさんも、
ビックリするほどメロな音を聴かせてくれました。
バカラックの好みって、こういうウィスパーヴォイスで、柔らかなソウルを感じさせる歌声なのかな?
と思わせたシンガー達も とっても素晴らしかったです。
しかし、何と言っても、最大の感動は、ずっと心で夢見ていた彼の弾き語り・・・
この「♪Alfie」 のロマンティックな弾き語りシーンと全く同じ出来事が、目の前で起こりました。
私、涙がとまらなかったです・・・
バカラックの曲って、なんとも言えない、ハートに沁み入るような節があるんですよね。
こういうのが本当に素晴らしい大人の音楽なのだな・・・と深い感動と キュン・・とする気持ちに包まれて、
帰り道は 本当に幸せ・・ この経験が出来たことを心から感謝しました。