昨夜、二男からLINEで
お嫁さんのお父様が亡くなったと知らせて来た。
少し前に病気が発覚し、あまり先は長くないと言われていた。
二男夫婦は、9年程前に私たちに黙って籍を入れた。
私は直観があって聞いてみたら
そうだと言った。
お嫁さんの心身の病で、元気になって欲しいとの願いから籍を入れた。
そうなる前にもお嫁さんと何度か食事をしたりしたこともある。
さらに彼女のお姉さんの件でお父様にも会うことになったし。
二男の気持ちとやることなすこと、私と似ていた。
わかりすぎるくらいわかる。
けれど息子にはそれをして欲しくなかった。
どこの親もそうだと思うが、自身のことはわかるから良いが、子にはやめて欲しいことがある。
それ以来、私や長男とも会うことすらままならなくなった。
もう10年くらい会っていない。
私の両親が亡くなった時もお嫁さんに会うことはなかった。
私たちが二男に会うのも父母の葬儀か四十九日だった。
けれども、このタイミングでお嫁さんは一点の光を見出せるかもしれない





実父の死というものによって彼女は長い間の暗闇から抜け出せるかもしれないのだ。
10年ではなく、彼女が生まれて来てからの話だと思う。
二男が彼女と出逢い、その人生を選択したのだ。
「人が死ぬというのは、ある意味、人間卒業なんだよ。
寂しいことではあるけどね。
その人の寿命、お父さんは全うしたんだよ。
◯◯ちゃんのこれからの人生のためにこういう転機が来たと思う。
私は◯◯にとっても◯◯ちゃんにとってもいい流れだと思ってるよ」
私は返信した。
引きこもっていた10年という歳月、長いのか短いのかわからない。
それでも、彼女はまだ30代後半。
ちょうどいい時かもしれない。
今変わらなければ、息子も共倒れになるかもしれない。
すぐにはお嫁さんと会えないと思う。
私もこれまで待ったけど、まだまだ何年でも待てる。
これってお父さんからのギフトじゃないかな。
私はこの間、手紙を書いたり、フラワーレメディを作って渡したり、
私の気持ちは伝われど、それに対して彼女が動くことはなかった。
私は彼女のことを考えるとこれは何のために起きているのか

随分前に腐れ縁の元彼と
向けるエネルギーは違えど中身は同じなのだ。
ここについて断ち切るか
否か
否か
私自身のことではないので
息子を信じることにした。
お嫁さんの可能性を信じることにした。
今の私が変わるしかないと
そう思って過ごして来た。
私はこれからの息子たちの可能性を考えるとうれしく思う

言ってしまえば、これもそれもあれも
ドラマなのだが



深い紅の想い
二男はルシファーが気に入っているらしいが
そんなところも私に似てるw
仕方ないな


