先日、総合病院から自宅付近にあるリハビリ施設のある個人病院へ転院した。
まだ、新しい環境に慣れていないせいか、4人部屋に入れられた母は同室の方の声や物音に敏感になる。
入退院を繰り返すたび、母は戯言を言う。
戯言というのか、ボケるというのか
起き抜けに今自分がどこにいるのかがわからなくなる。
寝てばかりいるせいか、時間さえ読めないのだ。
転院した翌日は、
「お父さんが迎えに来てるから用意しなきゃいけない」
と、看護師さんを???にさせる。
看護師さんは、慣れたものだろう。
お父さんとは、2年前に亡くなった父のことだ。
それを聴いて母に尋ねると、
「お父さんが私を呼びに来たから、まだそっちにはいけない」
と言ったというのだ。
夢をみたようだが、そんな気持ちになるのも仕方ないだろうか。
見舞いといっても、狭い部屋に4人入って、余裕のない病室、カーテン越しから目が合う同室の患者さん。
長居は出来ず、早々に帰る。
そろそろ波がやって来る頃かも。
