最近プライムで昔観たかった映画を見つけては鑑賞している。

この映画もそのうちの一つ。

 

可愛い、ちょっと風変わりな恋愛映画。

主演のヴィンセント・ギャロとクリスティーナ・リッチがとても似合っていて、二人とも可愛らしい。

 

ヴィンセント・ギャロは、小津安二郎が好きで、その影響を受けているということだが、私としてはカサヴェテスを思い出させた。

 

映像がザラザラして、映像のカットが独特で、

 

ドラマチックな話の展開はないが、ヴィンセント・ギャロとクリスティーナ・リッチのやりとりで十分魅せる。

最後のモーテルでのやりとりで、寂しい二人が寄り添い合っていく心情に心が震える。

 

独立系低予算映画だが、よく見ると配役は豪華。

 

ちょい役でミッキー・ロークやジャン・マイケル・ヴィンセント、ロザンナ・アークエット。

 

ヴィンセント・ギャロの両親役でアンジェリカ・ヒューストンとベン・ギャザラ。

 

主演の二人を含めて、役者がそろっているから、派手な演出なしでも十分魅力的。

 

こういう小品だが、こだわりを監督のこだわりを感じさせる個性的な映画はほんとうに貴重。

今の時代、なかなか作れない。