2時間目は…「松本先生」。松本先生の授業は「ビリビリの授業」。
今、原発の問題から電気の重要性について感じることが多いけれど、電気がなかったら本当に困るよねという話から、実際に電気がなかったらを体験してみましょうということに…東京ドームの照明が消されました。
非常口の緑のライトとスポットライトが少し残っていたけれど、消された照明…この時点でまだ17時半くらい=外が明るいこともあって、東京ドームの屋根を通して外の明るさが感じられ、隣の人の顔も、ステージの嵐くんの存在も確認できるくらいの暗さ。
計画停電で真っ暗闇を体験している私には、それほど困るという感じではなかったけれど、マイクの電源も落ちているということで、潤くんが生声で語りかけてくれるのが新鮮でした。
電源が戻って明るくなると、メンバーたちは口々に「今までで一番いい声だったよ」「裏返らなかったし」…って。
そこから実験セットを準備する間、潤くんから電気についての説明をするということになり…
潤:「電気を英語でなんて言うか知っていますか?」
二:「大野くんが知っています!」
大:「エクレストシティ」
…惜しい…。
正解はelectricity(エレクトリシティ)。ギリシャ語のエレクトロン。2600年前にターレスという人が琥珀を毛皮でこすると静電気が発生するということを発見して…というような電気の歴史について説明。そして今のように電気が使えるようになったのはトーマス・エジソンが40時間の照明点灯に成功したものにより、それはたかだか今から130年前…ごく最近のこととのこと。
ここで実験セットが完了。部屋のような作りになっていて、メンバーはソファに座り、冷蔵庫は500W、洗濯機が500W、トースターは1200Wなんて説明をしている横には「人力発電装置」…自転車を漕ぐと電気が発生するというもの。
二:「俺が乗ってきたのに似てる!」
さっきのくだり@ドキドキの授業ね…笑。なんだかわちゃわちゃするメンバーたちに、松本先生が注意すると、漕ぎたくないであろうにのちゃん…
二:「松本先生の授業が一番好き!」
…と思ってもないことを…。
実験が始まり、セットの中のスタンドライトを人力発電装置で点けてみようということに。
潤:「まず、見本を見せます」
二:「僕がやります!やりたいです!」
…あくまでこのあとの実験は漕ぎたくないにのちゃん…。潤くんがしばらく漕ぐと電気が点灯し、やめると消える…。オーロラビジョンが2分割され、潤くんが漕ぐ姿の一方で、スタンドライトと一緒にシャキーンという格好でふざけるリーダー…。
二:「もう一度漕ぐと、また点くんですか?」
…余計に漕がせる。
電気が何ワットとか言っても、感覚的によくわからないので、嵐一人がこの人力発電装置を漕いで生まれる電気を「1アラシ」とすると…じゃあ、このテレビは何アラシでしょう?ということに。
二:「体育会系2アラシ!」
潤:「じゃあ、にの。」
二:「僕は文系なんですけど…」
潤:「あと…さっきふざけた大野くん」
…完全に文系2アラシ。
大:「痛い…膝が痛い…頭が…」
翔:「ちびっこのみんなはこんな大人にならないでね」
気合いを入れるべく、黒い幅のあるヘアバンド(?)をするにのちゃん…
二:「くそぉ…」
潤:「二宮くん、何か言いました?」
二:「いや…何も言ってません」
翔:「アルゼンチン代表みたい」
スタンドライトで潤くんはそこそこ、涼しい顔で漕いでいたけれど、テレビは文系2アラシで…必死に必死に漕いでなんとか点灯…
二:「いつぞや食べたホイコーローが出そう」
テレビを点灯するにはものすごく大変だし、大変すぎてテレビは見られないという結論に。そしていよいよ本題のドライヤーに…。
潤:「実はこれは5アラシでも点かないんです」
二&大:「やりたかったな~」
潤:「ではみんなで漕いで蓄電してみましょう」
相(?):「テンションあがる曲お願いします」
翔:「アレルギー」
…笑。
今日は相葉さん、使ってないから(テレビのとこで?)…早く貯まるんじゃないのぉ~?なんて話をしながら、Happinessが流れ、漕ぐ嵐くんたち。サビ「走り出せ~」に合わせて猛ダッシュで漕ぎ、3分くらいのテレビバージョンめいっぱいで蓄電完了。
文系2アラシ…座り込むリーダー、そして倒れこむにのちゃん…
二:「先生、僕のふともも、どこに行ったか知りませんか~?」
そして貯まった電気を使って、ドライヤーを動かしてみることに。どれくらい点くと思う?せめて漕いだ半分くらいは…とか声が上がる中、潤くんがスイッチオン。そしてにのちゃんがストップウォッチで時間を測定。…あっという間にドライヤーが止まり、騒然とする場内。
潤:「何秒だった?」
ストップウォッチを持ったにのちゃんが大写しに…「8.00」
二:「8秒、ぴったり!すごくね?」
8秒の短さもさることながら、8秒ちょうどだったことにびっくりする会場内…さすが、にのちゃん、何かを持ってるらしい。
あれだけ漕いで8秒…。電車を1駅動かすとすると…たとえば水道橋からお茶の水まで走らせるには1600アラシが必要とのこと。
二:「もはやそれは嵐じゃないね」
…ごもっとも。
このことからもエネルギーの貴重さというのがわかるねという話に…。震災で残りわずかな電気で嵐の曲を聞いて元気をもらったというメッセージをラジオにもらったという潤くん…限りあるエネルギーをどう使うかが大切だねと…。
一般家庭が1年間に使うエネルギーは15mの木を36本使うそう。この会場に来ている4万5000人の家族が使うと、半年で高尾山の木がすべてなくなるくらいになるとのこと…。
今、火力発電などで使っている化石燃料は何万年もの昔の生物などに(?)太陽エネルギーが貯められてできているものなのだけれど、それを人間は数十年で使い果たすほどの勢いで使っている。…もっと自然エネルギーを使うことが重要なのではないかと。
太陽光発電はかつて(10年くらい前だったかな?)は日本が世界一だったのだけれど、いまやドイツやスペインに追い抜かされてしまっている。日本は火山国であるから、地熱エネルギーも使えるかもしれないし、ただ燃やしているゴミの焼却熱も使うことができるかもしれない。
ドイツでは以前は8社しか電力会社がなかったけれど、自由化され、さまざまな電力会社から国民も風力発電を買う、太陽光発電を買うなど、自分の意志で電気を選んで使うようになり、競争がはたらくようになって、自然エネルギーの活用が進んできた。今は950社以上の電力会社が切磋琢磨しているらしい・・・。
まずは興味をもって知ること。
意識からすべてが始まる。改めて大切さに気づき、また東京ドームでコンサートができるように…。一人ひとりの小さな思いが大きな未来になる…。
そしてみんなに伝えたい松本先生の一言…「Happieness=ドライヤー8秒」
以上、ビリビリの授業でした。
【3限の授業に続く…】