3月前半は春らしい良いお天気が続いて、歩いているだけでも生命の息吹を感じていました。
冬らしい冬はないロドス島、気温も最高気温が10度を切ることはめずらしいのですが、11月から2,3月ごろまでは雨季に入り、とにかく大雨がよく降ります。ロドス島の暴風雨のすさまじさはなかなかのもので、道路が壊れたり、家が倒壊したり、車が流されたりと、大きな被害を伴うこともあります(年間320日以上は晴れていると言われているロドス島、雨対策がかなり脆いことも理由ですが・・・)。が、3月に入り、雨が降る日も減ってくると日差しも強くなり、春らしい陽気を楽しむことができるのです。
1月ごろに小さな実がついているなあと眺めていたびわ、日向にあるびわの実はだいぶ色づいてきました。
ギリシャのびわは小ぶりですが果汁が多くて甘くてとにかくおいしいのです。
日本にいた時は皮をむくのも面倒だし、とにかく高級なイメージでしたが、ここに来てからは木からもぎ取るので無料。皮をむく手間ぐらいなんでもない、というくらい好きになりました。
そして、先日もブログに書いたオレンジの花。木の下を歩くとふわぁーっといい香りがして、しあわせな気持ちになります。
それから島のいたるところに咲いている雑草たち。英語名はMusk Stork's billというそうで、Musk=ジャコウアオイという花、Stork's billはハシビロコウという鳥に由来しているようですが、和名はわかりませんでした。(これだけネットが発達してもわからないことがあることに、最近喜びを見出してしまう私です
)小さなつぼみから針のようなとげと、小さなピンクの花の可憐さの対比がおもしろくて、咲き始めるとまじまじと観察してしまいます。このとげとげは先を触ってみても全く痛くないのです。やわらかい葉っぱが丸まっているような触り心地です。この姿で、鳥や虫から身を守っているのでしょうか。
英語名に出てくるハシビロコウは、こんな鳥だそうです。(画像はウィキペディアよりお借りしています)
この鳥が上を向いてみたら、頭が花のつぼみ部分に、くちばしがとげとげの部分に見えないこともない・・・?
それにしても。
ギリシャに初めて遊びに来たときは4月で、びわがなっているのを見て驚いたものでした。
びわというと、中国や日本など北アジアのイメージがあったのです。調べてみるとびわは中国原産だそうで、遠くギリシャまで何らかの形で旅してきたのかと思うと「なんて頼もしいの!」と嬉しくなったものでした。ロドスで見かける植物の中では、朝顔も中国から渡ってきたようで、逆にイチジクやオクラなどは地中海沿岸の中東やギリシャあたりから中国を経て日本に伝わったようです。シルクロードを延々と旅してきたのかしら。「これはおいしいからぜひ旅のお供に持っていこう!」と持参した人がいたのか、「ぜひ自分の国でも栽培したい」と意を決して大事に懐に入れて持ってきた人がいたのか。想像は膨らみます。
日本もロドス島も島ですから、どこかの地点からは船に乗ってきたことは間違いないと思うのですが・・・いや、渡り鳥が運んできたのかもしれない?
日本と同じ植物や果物が生えているのを見かけると、どちらが発祥なのかと気になってついつい調べてしまいます。
そんな春の日の絵日記です。




