家族と音楽①の続き。
産後私が音楽を続けるなかで
家族から笑顔が消えてしまいました。
人生を豊かにするはずの音楽が
本末転倒の結果に。
しばらく音楽と距離を置くことにした私は
家族との時間や
ゆとりを取り戻したはずなのですが
徐々に心が不安定に。
舵と動力を失った船のように
ただ波に揺られて流されるまま生きるような
そんな感覚でした。
人生のほとんどを音楽と共に過ごしてきた
あの日々は何だったのだろう
自分が空っぽになってしまったようで
苦しくて苦しくて
悲しくて
どうしても埋まらない何かが心にあって
自信がどんどん無くなって行きました。
音楽を手放したら
私には何もないような気がして
不安や焦りが襲ってきて
音楽と向き合ってきた時間が
全て無駄になったような気がして。
鬱々とした日々が続き
何気ない人の言葉もネガティブに捉え
自己否定の日々が続きました。
「1人になりたい」
家族からも離れたいと
そう思ってしまうようになってしまいました。
当時のわたしは
何もない自分自身を
受け入れられていなかったのです。
「〜ができるから」
「〜をしているから」
「〜を持っているから」
それは本当の強さではない。
本当の強さは
今持っている全てを手放しても
自分を素晴らしいと思えるか。
諸行無常のこの世界に置いて
永遠はない。
今できる事も
いつかは出来なくなる
今持っているものも
必ず手放す瞬間は訪れる
その瞬間の自分と
向き合うタイミングは必ず訪れます。
わたしはその時に
深く自分と向き合いました。
それはちょうど1年前の事ですが、
向き合っても向き合っても
気がつけば元の思考に戻ってしまい
この1年紆余曲折しながら
繰り返し失敗しては
気づきにたどり着き
自分
音楽
過去の経験
今の人生
これからの目的と
ようやく
全ての調和がとれたような気がするのです。
バランスのとれた美しい響きの和音を作るように
オーケストラで
それぞれの奏者が意識しあい調和を取るように
自分の中で安定してその音(調和)を繰り出せるように
なったのです。

