昨日職場の先輩から聞いたお話。
以前勤めていた児童発達支援の福祉施設での事だそうです。
1人の子供ちゃんのお話。
その子の家庭環境にはどうやら問題がありそうだと普段から周囲が心配していたようです。
あまり身の回りの事をしてもらえてなかったり
教育をしてもらえてない様子だったようです。
その日は遠足か何かのイベントでお弁当を持ってくることになっていたらしいのですが、
その子は珍しく嬉しそうに
「お母さんがお弁当を作ってくれた!」と
話していたそうです。
待ちに待ったお弁当の時間、
その子は嬉しそうにお弁当を取り出し開けようとたのですが
サッと蓋をしてしまってしまったそうです。
「どうしたの?」と聞くと
「お腹あんまり空いてない」
と答えたそうです。
どうも様子がおかしいので1人の先生がそっとお弁当の中をのぞくと
白いご飯が少しに残り物かなにかの細いお魚のフライのようなおかずが1つ入っていたそうです。
周りの子供たちは親が子供達が苦手なものも食べられるようにと工夫してキャラ弁など可愛いお弁当ばかりだったようです。
そこで先生達は急いでお弁当を買いに行き、
その子のお弁当箱の中におかずを沢山詰めてあげたようです。
その子は何とかそれで気持ちを持ち直して食べてくれたそうです。
その話を聞いて職場のメンバーみんなで胸を痛めていました。
そしてその子のお母さんに対して想いを馳せました。
「酷い母親だ」
ただそう思うだけの人もいるかもしれません。
だけどそのお母さんが「何故そうなってしまったのか?」
そこに気持ちを向けなければいけない
と言う会話をしました。
私たちがすぐに何か出来るわけではないけれど、
そう言う意識が浸透していく事で少しずつ
言葉や態度が代わり
それが人を伝って
未来は変わる
変えていける
そう信じています。
自分自身にも連鎖するものはあります。
負を断ち切り
幸せになろうとすること、
目の前にいる家族達と幸せな家庭を築いていくこと、
単に自分の幸せだけのためでなく
自身の幸せと社会との繋がりを意識すること
それが大事。
今苦しい中にいる人が私たちにその身を持って教えてくれていることがある。
それを人ごとのように受けとめてはいけない。
そう思いました。