漫画の「図書館戦争別冊」を読んだら、本の方も読みたくなって借りてきました。
作品紹介は省きますが、今回メインキャラの
柴崎が、結構エグい犯罪に巻き込まれます💦
ネットでいい面が一つも描かれない犯人、とか学生時代上手く行ってなかった人は自分に重ねるから読まないほうがいいとか、作者の有川浩は愚鈍な人物が嫌いなんだろうとか、色々書いてあったけど、そんな大層なものじゃなかったなという感想。
たしかに犯人の描写が少ないし、全て柴崎側からの印象だから、それはいいこと書いてないけど、有川さんはどこまでも客観性を保っているから犯人に冷たく感じるのかなあと。
どちらかというとこんなにヤバイエピソードを持ってこないとくっつかない、柴崎と手塚カップルの方がこじらせが強すぎるなという感想でした。
でも一つこたえたセリフがあって、
「真面目なことが免罪符になるって思ってるタイプだな」というもの。
私もそう思っていた時期があったけど、真面目に努力することは最低限のことであってそれだけじゃ足りないのよね悲しいことに。
少しは自分と重ねる部分もあるけど、小説はやっぱり別の人の人生で、切り離して見ちゃうんだよなあ。
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