昨日は香港ジョッキークラブと言う競馬場の
会員クラブで行われたワインテイスティングに参加してきました☆
ワインテイスティング。。。知り合いが経営するワインバーの
小さな倉庫の片隅で行う、カジュアルなものだったら
何度か行ったけど、出されるワインもテーブルワインがほとんどだし
最後は皆酔っ払って音楽かけて踊りだす人も出てきてパーティー状態となり
かなりカジュアルな雰囲気
今回は香港ジョッキークラブと言うハイソな会員制クラブ
私は日系企業に勤めているのだが、最近外国人スタッフがわんさか増え、
その中の一人がクラブの会員でその恩恵にあやかり、
どさくさにまぎれて参加~~~ひゃっほう~~~
5つ星レストランのワインのバイヤーもたくさん来るそうで、つーことは
高いワインが飲めるぞ~~~
最近ワインを本格的に勉強し始めた上司と、
ナンパしたおねーちゃんを全員自分に酔わすという特技を持っている
自称イタリア人男(自分で言っているだけ)の3人でタクシーで会場に向かった
タクシーの中で上司のウンチクが始まる
”僕は最近メルローとカルベネの味の違いは判断できるようになりましたね”
”へ~~すごいですね~~私はワイン飲酒歴10年以上ですけど
いまだメルローとボルドーの違いがわかりませ~~ん”と大真面目に答えたら
上司、”まりりんさん。ボルドーはワインの産地の名前。メルローはぶどうの
種類のことだよ”とさらりと顔面パンチを放った。
隣で大笑いする自称イタリア人。し、しまった、今までボルドーってワインの名前だと思っていたーっ
→マジで。。。ソムリエの方が読んでいらしたらさぞかし
あきれておいででしょう。。。はーっはっは(汗)
しょっぱなからバカ丸出しの私。
”おほほほ~~~ まだしらふですのよ~~~ いや、しかし、リストを見ると
すごい種類のワインですね~
これだけの種類飲んでいたら最後は味がわからなくなりますよね~~”
ととりあえずごまかした
”君さあ、飲み放題とワインテイスティング一緒にしていない?
ワインテイスティングは飲まなくても良いんだよ。
口に含んで香りと味を確認してから吐き出すんだよ。じゃなきゃ
全種類テイスティングなんてできないでしょ”
と非常に冷ややかな上司。。。
そして”ま、全部飲んでも良いけど今日は高級会員クラブだからね。
居酒屋の飲み会と間違えて正体不明にならないようにね”
と、最後にカウンターパンチを食らった私
ちきしょーっ!!! 過去のワタクシの行いからして言い返せないーーっ
ふーんだ、なにさーーーっ!つい最近までワイン飲むと次の日気分が悪くなるとかゆーてたくせにーーーっ
”あ~~なんでまたワインを勉強する気になったんですか?”
こうなったら自分のバカをさらし者にされる前に、無理やり話題を変えてしまえ作戦を試みる
彼曰くフランスワインは特に、土地の歴史やワインにまつわる話、たとえば
ロスチャイルド家が絡んでいることなど、非常に知的好奇心を煽られ、
面白いそうだ。 そして株の取引につながるものがあるとか。
”ふーん、知的好奇心ですかあ~~ あたしゃ飲んでおいしければ
どこの国のワインでも
どーでもええっすねえ~ ” と申し上げたら
”うん、まりりんはフランスワインは合わないね オーストラリアや
ニュージーランドのワインが向いているかも”だそうな。
あ~~ワタクシは知的じゃないからってことっすかあ?
ホンと何でもいいんです、おいしければ お勉強が嫌いだしい~
背景とか歴史とかどーでもいいがな。。。
そうこうしているうちに会場に到着
わーーーい☆酒が飲める酒が飲める酒がのめるぞ~~♪♪(リピートX100回)
→うるさくてすみません
最初に一番種類の多いフランスから
安くても3000円から3万円くらいのものまでずらり。
ボルドーだのバーガンディーだの全部テイスティングしてみたが
一番おいしいと思ったのは一番安かった”コート・ド・ローヌ”
(地方の名前なのかぶどうの名前なのかわかりませーん)
次にイタリア
こちらも値段の安い順に全部テイスティングしたが
一番高い3万円のワインよりずっとランクの下のワインの方が
全然おいしかった
その他新界のワイン、ニュージーランド、オーストラリア、USA、アルゼンチンと
全部制覇☆ うーん、スーパーの1000円くらいで売っているワインと味が
同じ気がするのは気のせいでしょうか?
イタリアに戻って気に入ったワインをお代わりしていたら、
何万円もするワインを口に入れてその後バケツに吐き出すバイヤー発見
うううう~~ もったいないなあ~~~ でもバイヤーは一日100種類の
ワインをテイスティングするそうで、全部飲んでいたら味なんて
わからなくなるわな つーか、100種類も飲めないって
さ~て、次は白ワインに行くけ~~~ とグラスをチェンジしたら
上司がふらっと現れ”うん、大体わかった。もういいや。飯食いに行こう”
なんでーーーーーーーっ!!!!まだ飲み足りないーーーっ
”あ、自称イタリア人男さんまだティスティング中じゃないですかね?”
何とか留まろうとする私。
”ああ、彼すでに酔っ払ってあっちで女の子ナンパしているよ。
彼あんまり酒強くないねえ” と上司の指差す方向を見たら
真っ赤な顔して髪金の白人ナンパしている自称イタリア人男。
ったくイタリアイタリアっていうくせに簡単に酔っ払うなーーーっ
上司は満足げに気に入ったワインを購入し、
自称イタリア人男はさっきの女の子かわいかっだのどーのこーの
サルみたいな赤い顔して得意げに話し~の
私はぶっすーーーっと能面の顔でテイスティング会場を後にしたのだった