最近、主婦ママをターゲットとした就業広告をよく見る。

今究極の人手不足と言われている時代、どこに行っても人が足りない、いい人が全く来ない状況。

そうなるとどうなるか…

フルタイムで働けて元気で若い人がいないということは、シニアか主婦ママ層か何かの個人的理由で働くことが困難な人、をターゲットとせざるを得なくなる。

 

となると、一番のねらい目は「主婦ママ層」。主婦ママ層には大手企業やバリバリ働くベンチャーで就業経験があるにもかかわらず

出産や結婚、等のどうすることもできない理由で仕事を離れた人がいて実はその人材は経験者であり即戦力という

企業にとって「超」おいしい人材であるからだ。ただ、就業時間が短くなる

 

今東京では、ハイキャリママの派遣というビジネスが時流に乗って大きな売り上げを出しているらしい。

 

でも、そんな中ちょっと気になる広告を見つけた。

公園にいるママが「社会とのつながりが切れた」「不安…」と感じ落ち込んでいる。

そのあと就職をして元気になるという動画広告。(ざっくり過ぎる・・・(笑))

これにものすごい違和感を感じた。

 

働きたいというキャリアを考える際に、専業主婦という時間は単なる「不安な時期」ということなのか?という違和感。

これは違う。専業主婦を働かせたい人が専業主婦のなんか感じる不安を煽って就業させるために作った広告だと

憤りすら覚えた。

 

子育てって単なる「社会と断絶された気になる時期」だけなのか??

私はそうではないと思う。

子育てはキャリアだ。

 

子供を産むと信じられないタスクが降ってくる。

眠れない、毎日残業のような疲れがでる。

何が起こるかわからない、不安を感じる。

でもやることが決まっているからそれを順序立ててやる、今までは自分だけでよかった家計も管理する。

知らなかった病気を調べたり子供の受ける注射やそれに対する考え方の正解か不正解か結局は分からない情報がばっときて

自分の軸でその情報を取捨選択する。

自分だけなら気にも留めなかった栄養を考えた献立を考える、毎日が同じようで同じじゃない。

その間にも子供は成長していき、また新たな解決すべき問題が出てくる。

それをまた一つ一つ解決していく。

 

これは絶対蓄積されるキャリアだ。

実際、子育てが始まった日の自分と今の自分を比べてほしい。

今の自分が子育てを始めた日の自分に戻ったら絶対にもっとうまくできると思う人が多いはず。

そして、その時の自分が知らなかったことを今の自分が知っているということに必ず気づくはずだ。

 

これをキャリアとみなさずに「社会との離れた気持ちを感じる時期」だけしか取り上げない企業は、きっとママをうまく活用することができない。

 

ママという時間は蓄積されるキャリアだということに自信を持つべきだと思うし、ママを就業させたいのであればそれを尊重するべきだと思う。