さぁ、家族みんなコンディションを整えて、きょうから台湾旅行です。

私は、20年ぶりの台北。

 

黄色好きの息子は、憧れの黄色い飛行機(LCC)に乗るのを

数日前から楽しみにしてきました。

まず、成田空港のセキュリティチェックで、保安検査員一同を大爆笑させました。

 

緊張しながら、

息子がセキュリティゲートをくぐると、

検査員のおにいさんが、立て膝をついて手を真横にT字に伸ばして言いました。

「はい、ピッてしてくださ~い」

すると、息子は、ピッと手を水平にのばすマネはせず、

走って、タイタニックポーズのおにいさんの胸に飛び込んでいったのです。

「わぁ~い!」

ハグしてもらえると思ったようです…(汗

 

これには、検査員のおにいさんほか、周りの検査員、警備員一同が大笑いでした。

「おにいさん、かっこいいよ」

おにいさんのこと、好きだったみたいです。

 

いざ搭乗。

「ねんねしない!」

と言い張っていましたが…

あっという間に夢の中。

桃園国際空港に着くと、テンションが上がって走り出す息子。

入国審査が終わったところで、事件勃発!

 

おとーさんと息子がトイレに行くというので、

トイレの入り口近くで待っていた私。

この間に、息子の水筒に水を補給しておこうと、私はすぐ向かいのベンチに座って、

ペットボトルの水を移し変えていました。

 

ふと目を上げると、おとーさんが一人でトイレから出てきました。

「あれ?どうしたの?」

「え?ママ探しに行くって、先にトイレから出て行ったよ」

 

うそ~!

一瞬で全身から汗が吹き出します。

あたりを見回してもいません。

女子トイレにもいません。

おとーさんが男子トイレに戻るもいません。


ワタワタ…オロオロ…大変だ~!

 

入国ゲートのほうに戻ろうとすると…

「マ~マ~!パ~パ~!」

声の方に向かって走っていくと、息子が口に手を当てて、大声で叫んでいました。

あ~よかった。

 

「ボク、まいごになっちゃった。てへ」

 

“迷子の練習”が活きました。

息子は半年くらい前から、なぜか“迷子”に興味があり、デパートなどでアナウンスが流れると、

「あ、まいごの子がいる!パパ、ママ、え~んってしてる子いるね」

と指摘します。

 

普段、家の中でも、“迷子ごっこ”とでも呼ぶべきか、

迷子になったときの想定練習を繰り返しやっていました。

若干、迷子に憧れをいだいている節もありました(笑

 

迷子の練習、おすすめです。

いや、その前に目を離さないことですね、失礼しました。

おとーさんには、持ち場を離れたことを非難されました…す、すみません。

 

空港から電車に乗って、ホテルに向かいます。

ホテルは、20年前、次に台湾に着たらここに泊まろうと決めていた『圓山大飯店』です。

階段好きの息子は嬉しそう。

お部屋は、2部屋に分かれているので、息子が先に寝付いても大丈夫そうです。

よい眺め!

 

早くも夕方になってしまったので、

台湾通の友人おすすめの小籠包やさん『杭州小籠湯包』へ。

 

20年前は『鼎泰豊』で小籠包を食べましたが、

もはや日本では馴染みのお店になってしまいましたからね。

おいしかったです、杭州小籠湯包。

そして、安い!

 

みなさん餃子を頼んでいたので、わが家もオーダー。

パリパリの皮の中からは、ジューシーな肉汁が出てきました。

息子は春雨スープを一生懸命食べていました。

また、カボチャ餅の飲茶もパクパク。

長い行列もなく、『杭州小籠湯包』おすすめです。

お店の屋根には、ツバメさんが巣を作っていました。

店舗は、『中正紀念堂』の比較的近くで、この界隈は美味しいお店がたくさんあるようです。

その後、ホテル近くの『士林夜市』へ。

20時をまわっていたので、マンゴーとタピオカ紅茶だけ買って、ホテルへ。

無事、一日目終了です。

のちのトラブルを思えば、平穏な一日でした…