蒸し暑さが続いています。

湿気の多い淡い空。

関東では、
海からの湿った東風と、高気圧をまわる北西からの風がぶつかるため、
夕方以降、ところどころ雨が降るかもしれません。
晴雨兼用の傘がおすすめです。

きょうは、九州南部から四国の南に梅雨前線が停滞しています。


非常に暖かく湿った空気が流れ込み、
九州南部に発達した雨雲が広がっています。
このあと上空の気圧の谷の接近に伴って、
前線上に小さな低気圧ができ、
いっそう雨が激しくなりそうです。
前線は、あすにかけて、
西日本付近をゆっくり北上傾向。
九州に加え、四国、中国地方と、徐々に雨の範囲が広がりそうです。

関東付近は、午後、東よりの風と西よりの風が収束、
局地的に雨雲が発生しそうです。
天気の急変に注意してください。
きょうは、各地とも湿度が高いため、
気温の数字以上に体に負担がかかりそう。こまめに休憩をとりましょう。

あすは、梅雨前線がやや北上して、
九州北部付近から中国・四国付近に停滞します。
午前中、気圧の谷の接近に伴って、発達した雨雲が広がり、
九州を中心に、雷を伴った激しい雨が降りそうです。
徐々に発達した雨雲は、中国・四国・近畿へと広がって、
愛媛県内などふだん雨の少ない地域でも雨の量が多くなるおそれがあります。
愛媛県内では、今年4月の地震で、

大雨警報等の基準が引き下げられていますので、
少しの雨でも警報基準に達する可能性があります。
あす、東日本も、西からしだいに前線がのびてくるため、
太平洋側を中心に雲が広がるでしょう。
沿岸部では早ければ、
午前中から雨が降り出すところも出てきそうです。
前線から遠い北陸や東北付近は、長い時間晴れるでしょう。

北海道は、上空に寒気を伴った気圧の谷の接近に伴って、
午後を中心に大気の状態が不安定。
変わりやすい天気になりそうです。

あさって、梅雨前線のキンク付近に、
新たに低気圧が発生します。
この低気圧が、日本海沿岸を東進。

低気圧に向かって、
非常に暖かく湿った空気が持続的に流れ込んで、
九州~東海の広範囲で大雨になりそうです。
広く大雨の警報級の可能性「中」が出ています。

特に、長時間、湿った空気の通り道となる九州北部付近は、
激しい雨が数時間続くような、
危険な雨の降り方になりそう。
まだ低気圧のコースについては、モデル間でブレがありますが
過去、線状降水帯が発生しやすい気圧配置なので、
気を引き締めて臨みたいところです。

土曜日になると、低気圧は不明瞭になりながらも、
東北付近へと進む予想。


東日本では、引き続き、湿った空気の通り道となるため、
雨の降り方に注意。
西日本は、大雨の峠を越えそうです。


日曜日になると、次の低気圧が近づき、
月曜日にかけて、北海道付近を通過します。
前線は、月曜日以降、東北・北陸付近に停滞。
梅雨末期のような気圧配置となるため、
東北・北陸付近は雨の降り方に気を付けましょう。
一方、西・東日本の太平洋側は、
まるで梅雨明けのようなパターンに。
高気圧が勢力を強め、
上空1500m付近21℃の暖気も流れ込む予想で、猛暑になりそうです。