難しく考えない。 | 脊髄腫瘍と暮らす生活

脊髄腫瘍と暮らす生活

2009年12月に頸髄髄内腫瘍の摘出手術を受けました。
手術前・入院・退院後の生活を書いています。


この間、ある人に「ところで、病気って治ったの?」と聞かれた。


一瞬、「うっ」っとなって、言葉が出なかった。
その時は、周りに病気のこと知らない人もいたから、なおさら、なんて話したら良いのかわからなくなってしまった。


きっと、「うん、治ったよー☆」って言えば良かったんだよね。


だけど、そしたら、心配して聞いてくれた人に、再度、今の状況を話さないといけなくなるかな、とか、今の状態を「治った」と表現するのはどうなのかな、とかグチャグチャ考えてしまった。


結局、「いらんとこに、いらんもんがあったのを取ったよ。」となんとも微妙な説明に…ガクリ

後から考えたら、とりあえず、「治った」って言えば良かった。
その人とはまた会う機会があるんだから、必要があれば、いろんなこと、話せば良いだけだ。


だめだなー。
まだまだ、心が病人だ。
「治った」って言い切りたくない自分がいる。


痛かったり、痺れてたり、麻痺してたり。
いろいろあるけど、私はもう「脊髄腫瘍」という病気の患者ではないんだ。


もっと、簡単に、もっと、前向きに、「もう大丈夫!」と言えるようになりたい。
とりあえず、来年の目標は、そんな感じかな。

気が早いけど