パンツを履くときに。 | 脊髄腫瘍と暮らす生活

脊髄腫瘍と暮らす生活

2009年12月に頸髄髄内腫瘍の摘出手術を受けました。
手術前・入院・退院後の生活を書いています。

(手術後181日目)




お風呂上りに、バスタオルで体を拭いて、パンツ履きますよね?


それって、片足立ちで履きますよね?特に事情がなければ。




去年(2009年)の12月、手術を終え、入浴禁止期間を経て、やっとシャワー浴の許可が出た頃は、「片足立ちでパンツを履くって、こんなに難しいことだったんだ…」と思っていました。



手術の後遺症で両足に感覚麻痺が出現しましたが、リハビリで歩行はゆっくりだけど問題なかったし、片足立ちの練習もしていたから、実際に脱衣室でパンツを履く時まで、その難しさを知りませんでした。



パンツを持って→片足で立って→上半身をかがめて→上げている足をパンツの穴に通す



この作業って、片足立ちができるだけじゃ、満足にこなせない。



上半身をかがめる時点でバランス取りづらいし、ほとんど感覚のない足のつま先をパンツの穴のフチに引っかからないように「スッ」っと通すのは、ちょっと気合いが必要です。


小指がパンツのフチに引っかかっても感覚がないので気付きにくいし、片足で立ってるその足だってヨロヨロ叫び


首には例の頸椎カラーを装着しているから、下の方向は見づらい。




病院の浴室なので、もちろん手すりも椅子もありました。


でも、なんだろ、あの時の私はもう、ムキになって「椅子には座らない!!」「手すりもできるだけ触らない!!」と念じてパンツを履いていました得意げ


今思うと、危ないから無理するな、と自分で思います。



まぁ、時には棚にちょっとだけ手をかけてみたりして、「手すりには触ってない!」と、誰も見てないのに、不必要なズル?をしてみたりあせる




1月15日に退院して、自宅に戻ってからもパンツとの格闘は続きました。




そして、今はもう6月。


気が付いたら、何も考えずとも、すんなりパンツを履いてる自分。

ああ、やっぱり少しずつ回復してるんだなぁ、と改めて実感します。



ただし、靴下を履くのは、今も苦手です。小指が引っかかりやすいんですよね。



…ストッキングはどうなんだろう?


仕事に復帰する前に練習しておくことにします。



さぁ、今日も頑張って体操&勉強するぞ~グー





↓勉強と体操とブログ更新の励みになります。

ペタしてね