監督：アダム・ウインガード
主演：ダン・スティーブンス
ある家族のもとに、戦死した息子ケイレブの友人
だという青年デイヴィッドが訪ねてくる。
礼儀正しく容姿端麗な彼を、一家は快く迎え入れ、
しばらく滞在していくよう勧めるのだった。
デイヴィッドは家庭内の問題を解決するなどし、
家族との距離を縮めていくが、徐々にその隠された
裏の顔が明らかになっていく。
やがて軍の特殊部隊をも巻き込んだ事態へと発展
していく。
平凡な家庭が一転していくアクションスリラー。
戦死した息子と同じ隊にいたと言われたら、心の
傷が癒えていない家族としては、信じてしまう
気持ちはわかる。
実際にケイレブとデイヴィッドが一緒に映った写真
もあった。
でもただの戦友であり、お客さんで済む話ではない
とわかっているので、最初から不穏さを感じた
何か起こりそうな雰囲気を感じさせる、音楽の
使い方も効果的
デイヴィッドはケイレブの父親とお酒を飲んだり、
母親の話し相手になったり。
妹と一緒にパーティーに行ったり、弟をいじめて
いる相手をぶちのめしたり
家族の信頼は得ていくものの、陰ではケンカの手が
早い。
でもそれは家族を助けていることでもあり、実際
「イジメを許すな」というアドバイスもする。
やがてそんなデイヴィッドの素性が怪しいことが
わかってくる。
家族のためになるように動いているのはわかるんだ
けど、それがただの厚意なのか、それとも他に本当
の目的があるのか。
そして終盤、デイヴィッドの所属していた軍の
関係者たちが家にやってきたと思ったら、
デイヴィッドと激しい銃撃戦を繰り広げる🔫
その理由と、デイヴィッドの正体も最後に明らかに
なる。
でも正体がちょっとモヤっとしていて、オチとして
は弱く感じた。
そして正体がわかっても、デイヴィッドが殺人
マシーンのようになっただけで、いまいち何が
したかったのかよくわからなかった。
終わり方は悪くないけどありがちで、デイヴィッド
が不死身すぎるラストだった