
監督:スコット・ホイーラー
主演:レイン・タウンゼント
火星へと移住した人類は、MNY(マーズ・ニューヨーク)やMLA(マーズ・ロサンゼルス)といった、地球上
の都市を再現したコロニーを建設していた。
だが開発による環境変化で、巨大砂嵐が発生する。
遥か未来の火星を舞台に、人類が絶滅の危機に立ち
向かうSFパニック。
地球上の都市を再現といっても、MNYとMLAしか
出てこない。
メインとして、科学者夫婦ニールとミランダがいて、
MLA側の研究所におり、妻が所長をしている。
そこへミランダの元夫ピートが、砂嵐の対処のため
に招集される。
ピートは科学者としてはかけがえのないくらい優秀
だけど、研究に没頭しすぎて家族を顧みなかったた
め、離婚したという設定。
そしてピートとミランダの娘がMNYにおり、MNY
側で砂嵐が発生したため、救出に行くという流れ。
なのでMNYとMLAが交互に描かれる。
元夫が来たことで、科学者たちの中での三角関係と、
何故か所長であるミランダに反抗的な所員がいて、
嵐の混乱の中ではどうでもいい人間関係のいざこざ
が多かった。
科学者同士や、研究所の中で、嵐への対応方針に見
解の相違があって一致団結しておらず、やり取りが
トゲトゲしているのが煩わしかった。
途中には、トンネルの中にまで砂嵐が入り込んでき
たり、EVAスーツの酸欠によりピートが意識不明に
なったり、緊迫の場面もある。
あまり説明がなくてよくわからなかったけど、ピー
トが開発した起動装置があり、砂嵐を止めるには、
嵐の目に入ってその装置を作動させるしかない。
この嵐の目に向かう時に、ピートを含めた科学者家
族の間にドラマがあり、そこにはちょっと感動の瞬
間がある。
地球環境が荒廃し、新たな移住先へ向かうまでのス
トーリーとか、移住先でエイリアンや未知の生物に
遭遇というのは、他作品でも多くある。
でも移住先でのディザスターパニックというのは今
まで観たことなかったので、そこは新しい発想だと
思った。
ちょっと残念だったのは、砂嵐の猫写がそんなに多
くなかったので、どれだけの事態なのかいまいち伝
わらなかったこと。
いろいろ観てきて、自分の感性が少しのことでは動
かなくなっているのか、人間ドラマの部分を主体に
したかったのだとしても、スケールが小さく感じて
しまった。