Movie review posting -2ページ目

Movie review posting

映画のレビューをなるべくネタバレなしで記載しています。面白そう、この映画観てみたいと思っていただけたら幸いです✨


監督:ニール・バーガー
主演:タイ・シェリダン


地球温暖化による飢饉が人類を襲い、居住可能な
新たな惑星への探査隊の派遣計画が遂行される。

航行期間は86年を予定しており、教育・訓練を
受けた子供たちが宇宙船内で成長して子孫を残し、
彼らの孫の世代が惑星に到達する。

子供たちは教官のリチャードに従順に従い、航行は
順調に進んでいた。

しかし10年の時が流れ、毎日飲む薬によって、人間
としての欲望が抑制されていることを知ったクリス
トファーとザックをはじめとした若者たちは、その
ことに反発。

勝手に薬を飲むのを止め、自由を求め、本能の赴く
ままに行動するようになる。

そしてある事件をきっかけに、船内の統制が崩壊
していく。

宇宙船という閉ざされた空間で成長していく若者
たちの狂乱を描いたSFドラマ。









子供たちの教育や訓練→実際に宇宙へ出発→10年後
までが、冒頭の10分くらいで駆け足で進んでいく。

到着は86年後の予定なので、今いる人たちの
ミッションは、安全な航行と子孫を残すこと。

ある日、毎日飲んでいる青い液体の薬が
T56j(通称ブルー)という名前であることを知る。

船内のコンピューターで調べたところ、鈍化して
従順な性格になる、性的興奮や欲求を感じにくくな
る、という効能があることがわかる。

確かに無計画に子供を作って人口が増えると、船内
の食糧が足りなくなったり、ミッションが予定通り
遂行出来なくなることは、若者たちにも理解は出来
る。

でもそのこと以外にも、23号ポッドに隠し部屋が
ある。

船外からきしむような音が聞こえるのは何なのか。

この2つについては後から答えがわかるけど、最初
は大人たちに隠しごとをされたり、嘘をつかれてい
ると思い、リチャードや本部に不信感を持っていく。

何も知らされないまま、コントロールされている。

どうせ子供を作って死ぬだけなら、好きなことを
したい。

最初にブルーの効能を知ったクリストファーと
ザックは、無断で薬を飲むのを止め、若者ならでは
の自由を求める気持ちが大きくなる。

そんなある日、船外活動中のある出来事により、
リチャードが死亡してしまうショボーン

その船外活動をモニターで見ていた者から、黒い
何かがリチャードに襲いかかったという報告があり、
エイリアンの存在が浮上してくる。

リチャードの死後、新しい指揮官はクリストファー
になるが、この頃には、自分たちを操る薬だとして、
みんないつの間にかブルーを飲むのを止めるように
なっている。

船内での仕事をサボる者。

みんなと一緒に食事を取らず、勝手な行動をする者。

性的刺激の強いものや、暴力描写の映像を見るよう
になる者。

欲求のままに、実際に性行為に及ぶ者。

それに伴い、嫉妬心や嫌悪感から暴力行動を起こす
者。

船内が無法地帯となり、統率が取れなくなってくる。

ザックが、クリストファーが指揮官であることに
異を唱え、船内がクリストファー派とザック派に
分かれていく。

2つのグループは対立し、互いに武器を確保しよう
と、第3世代に引き継ぐはずだった物資にまで手を
出す。

ついに船内で殺人が発生する。

実はリチャードの死にも隠された事実があり、エイ
リアン問題にも秘密があったことがわかってくるガーン

そしてラストにはまた駆け足になり、86年後が
描かれる。

他の方のレビューでは、設定はいいのに駄作など、
厳しい声が多かった。

確かに宇宙とはいっても舞台はほぼ船の中だし、
若者たちのいざこざが話の中心。

でも1つ1つ何が本当のことなのかわかっていく
過程は、個人的には中弛みを感じることもなく
面白かった。

あとリチャードがビデオ日記で残していた内容も、
本当にミッションの成功を願っていたことがわかっ
て、ドラマとして良かったと思うおねがい