だいぶ時間が開いてしまいました。
続きです。
ある日、学校から電話がありました。お姉ちゃんの担任の先生です。
最近、学校でも気持ちが不安定で突然泣いてしまって保健室で過ごすことがある、
とのこと。
詳しく学校でお話したい、と先生からでした。
先生と学校で2人で話をしました。
女の先生で、お姉ちゃんのことをよく見てくれているようでした。
お姉ちゃんは先生をとても信頼している様子で、
数日前に頭が痛いから学校休む、と言って休んだ日に書いた、先生への手紙を先生が見せてくれました。
周りの友達が羨ましい、姉妹が羨ましい、
友達が姉妹の会話や喧嘩した話をしているのを聞くのが辛い、
でもこのことはママには言わないで
本当は頭が痛かったから休んだんじゃない、行きたくなかった
〝二日月〝という本を図書室で見つけて読んだら、とても共感した、
という内容でした。
先生は、きっと、本人がこのような気持ちだということをママが知ったらきっと傷つくから言わないでと言ったんだと思う、と。
普段は、おちゃらけていて、悲しそうな姿をほとんど見たことがありません。
お姉ちゃんはお姉ちゃんの悩みがあったんだな、
と。いつかきっと何か考える時期が来るだろうな、ということはわかっていたけど、どうしたらいいかわからない。
そのお手紙を読んで先生は、お姉ちゃんを別な空いている教室によんでよく話を聞いてくれたそうで、話をしながら泣いて、しばらく保健室にいたようです。
先生は「もし今日は学校嫌だなって思ったら無理しないでお休みして、たまにはママと2人でランチしたりしておいで」
と言ってくれたそうです。
自宅に帰り、早速〝二日月〝という本を購入し、
数日後、学校お休みして2年ぶりくらいにショッピングセンターに行き、服を買ったり、アクセサリーを見たり、楽しい時間を過ごしました。
何もしてあげられないけど、
物を買ってあげるくらいしか出来ないけど、
少しは気が紛れてくれたかな、
しばらくすると、届きました。
一気読みしました。
ボロボロと泣きました。
きょうだい児の葛藤が描かれた本でした。
私が常日頃言っている
〝かわいそうな子〝ではない、という内容もありました。
私にとって、アリサは娘。
でもお兄ちゃん、お姉ちゃんにとっては兄弟であり、私が感じる気持ちとは少し違うと思います。
きっとお姉ちゃんもお兄ちゃんも、こういう気持ちなんだな、と思います。
山あり谷ありで、きっと、落ち込む時期、そうでない時期が、これから交互にあるのかもしれません。
とてもためになった本でした。
1番最後の文章
〝でも、あたしはもう知っている。まっくらで、なにも見えなくなるときがあっても、かならずまた満ちていく。明るい明日が、あたしの上にもやってくるって。〝
きっと、お兄ちゃん、お姉ちゃんも、私も同じ。
明るい毎日を過ごせるように
子どもたちを守っていきたいです。