大きな節目となった、この年度末。
いつまでも
感慨に浸ってばかりでは
いられないので、
気持ちを切り替えて
新年度に向けての準備や
やり残していたことを
ひとつひとつこなし、
行きたかった場所へも赴き、と
バタバタと過ごした数日間。

そのひとつ。
行ってきました!
国立新美術館。屋外展示『南瓜』の前で。

ずっと観たかった
草間彌生展!!


作品を直に
この目で鑑賞するのは
中学生の頃
授業での芸術鑑賞会で
東京国立近代美術館へ
行った時以来。

その時は
ただただ、その色彩や構図、
作品から放たれる
エネルギーに圧倒され、
「今夜、絶対、水玉、夢に
出てくるよね…」と、
表現する言葉を
なかなか見つけられないまま
ボソボソと語り合ったのを
覚えています。

さぁ、あれから十数年経った今、
どんな感想を持てるのでしょうか?
美術館への道に続くのは
『木に登った水玉2017』

この日は雨で平日でしたが
大混雑!!
会場は2部構成で、
第1部は
『21世紀の草間彌生』と題し、
88歳になった今でも
留まることなく続けられている
創作活動により生み出された
作品の数々が展示されていました。


会場の真ん中には
『真夜中に咲く花』『明日咲く花』
今にも動き出しそうな存在感。

ここは写真撮影OKだったのですが
まるでパーティ会場のような賑わい。




壁一面に配された
この展覧会の表題にもなっている
最新の絵画シリーズ
『わが永遠の魂』は、
遠くから
ひとつの作品群として
眺めるのもよし。
ひとつひとつ
じっくり見入るのもよし。
皆さん、思い思いに
楽しんでいらっしゃるようでした。

第2部では
『20世紀の草間彌生』と題され
故郷 松本での初期作品から
活動の拠点を
ニューヨークへと移した
15年間の作品。
そして、帰国後の作品へと
時代を追って展示されていて、
その作風の変遷が全て
第1部で鑑賞した
現在の作品群へと
繋がっているのだということが
感じられ
構成も素晴らしかったです。

絵画や立体作品の他にも、
床も天井も壁もすべて
鏡で囲まれた部屋の中に
無限に広がる光が瞬く
『生命の輝きに満ちて』。

また、16mmの映像作品
『草間の自己消滅』。

そして、
展示室出口付近にある
真っ白な部屋に、
来場者が
入口で配られた水玉のシールを
自由に貼っていく
参加型の展示
『オブリタレーションルーム』


この空間がまた、
ひとつの作品に…。
草間彌生の世界の魅力が
溢れていました。

人生の苦悩から
絞り出されるように生まれた
作品たちは
とにかく、圧巻!のひとこと。
中学生だったわたしが
感じたものから
なんの進歩もないのかい?と
笑われてしまうかもしれませんが
息を呑むような絶景を
目の当たりにした際、
「うわ〜綺麗…」と
感嘆の言葉が漏れたあと
何にも言えなくなってしまう
あの感覚にも
似ているのでしょうか。

物販はなんと30分待ちでしたが
(これでも空いてる方だそう)
しっかり購入。
フロートペンはやっぱり
『かぼちゃ』モチーフのものに。


この展覧会は
5月22日まで(火曜日休館)
六本木の『国立新美術館』にて
開催されています。
ご興味のある方は
是非、足をお運びになっては
いかがでしょうか。

あしたは昼頃から
文京区の桜の名所を
ご紹介する生放送!
寒の戻りで、
冷たい雨や雪などの
予報もありますが
大丈夫かしら…宇宙人くん